「ドクターマーチン」がアーティスト・カナイフユキとコラボした8ホールブーツを発売

「ドクターマーチン(Dr. Martens)」は、世界中から選ばれた3人のアーティストとの限定コラボレーションモデルを4月から毎月1型ずつ発売する。その第1弾として、アーティスト・カナイフユキとコラボした“1460”8ホールブーツ(¥31,900)を4月13日に「ドクターマーチン」公式オンラインショップと全国の「ドクターマーチン」ショップ一部店舗で発売する。オンラインショップでの発売は8:00からとなる。

同ブーツには“色々な人がいて、一緒に生きている“というメッセージが込められており、多種多様な人々がそれぞれの個性を大切に平等かつ楽しく暮らせるインクルーシヴな社会を表現している。モノトーンのアッパーにステッチ、ヒールループ、アグレットのレッドがアクセントを添える洗練されたデザインは、どこか日本的なデザインの調和を感じさせる。

カナイはイラストレーター、コミック作家として活動しつつ、エッセイなどのテキスト作品や、それらをまとめたZINEの制作を行っている。個人的な体験と政治的な問題を織り交ぜながら、ポップでモダンなテイストであらゆる種類のクィアネスにアプローチし、そのあり方を提示する作風が特徴だ。作品を通して社会の仕組みからこぼれ落ちてしまった人達の存在を浮き彫りにし、弱者やマイノリティを排除する社会基準に警鐘を鳴らしている。

「ドクターマーチン」は、2018年より毎年PRIDE(LGBTQ+コミュニティーの誇りや自尊心)を称えるブーツを発表し、LGBTQIA+コミュニティをサポートしてきた。本プロジェクトの第2弾は5月にアメリカ人アーティスト・LOVEIS WISEによる“JADON”が、第3弾は6月にイギリス人のアーティスト・WEDNESDAY HOLMESによる“1460”の8ホールブーツがそれぞれ登場する。

また、「ドクターマーチン」は4月22〜23日に開催される、LGBTQをはじめとするセクシュアル・マイノリティの存在を社会に広め「”性”と”生”の多様性」を祝福するイベント「TOKYO RAINBOW PRIDE2023」に参加する。カナイフユキの来場、作品紹介に加え、LGBTQIA+を含めた全ての子どもがありのままの自分で大人になれる社会を目指す活動を行う「認定NPO法人 ReBit」への募金も行う。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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