ゴジラ生誕70周年に向けたアートプロジェクト「GODZILLA THE ART」の第1弾が渋谷パルコで開催 限定フィギュアの発売も

渋谷パルコが、ゴジラ生誕70周年に向けて始動するアートプロジェクト「GODZILLA THE ART」の第1弾として「GODZILLA THE ART by PARCO」を4月27日〜5月5日に「GALLERY X BY PARCO」で開催する。

シリーズ企画として数回に渡って開催される同プロジェクトは、様々な分野で活躍するアーティストやクリエイターが自身の感性でゴジラを表現する。プロジェクトのゼネラルプロデューサーには、解剖学者の養老孟司が就任した。

第1弾は、アーティストの我喜屋位瑳務とノ・サンホ(NOH Sangho)がゴジラとのコラボ作品やゴジラ立像等を展示する。コラボアーティストによる作品に加え、ゴジラ立像とジオラマも設置する。

さらに、限定フィギュアとして、「ムービーモンスターシリーズゴジラ(1954)雛形」を販売する。初代ゴジラ雛形はゴジラシリーズ第1作『ゴジラ』(1954)に登場するゴジラの造形を検討するため作られたもので、まさにゴジラの原点といえる。造形検討の段階では体がウロコで覆われたようなデザインで、現在広く知られるゴジラの姿とは異なる。

我喜屋位瑳務はイラストレーターとして活躍する一方で、アーティストとして美術館での展覧会や芸術祭にも参加している。沖縄県出身の我喜屋は、沖縄に残るアメリカ文化の名残に影響を受けており、戦後アメリカのホラーやSF映画、アメコミの世界観を感じさせる作品を制作する。我喜屋が作り出す様々な時間と場所とが混在したイメージは、無数の価値観と膨大な情報の中で暮らす人々の姿を映し出す。

韓国出身のノ・サンホは、ロックバンド・ヒョゴ(HYUKOH)のアルバムジャケットイラスト等を手掛ける他、個展や合同展などで作品を発表している。現実と虚構、明るさと憂鬱さが入り混じるような作風が特徴だ。

■GODZILLA THE ART by PARCO
会期:4月27日〜5月5日
会場:GALLERY X BY PARCO
住所 : 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO B1F
時間:11:00〜21:00(入場は閉場時間の30分前まで、最終日は18:00閉場)
料金:¥500(未就学児無料)

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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