Nigoが手掛ける「ケンゾー」から初のスニーカーが登場 1990年代半ばのスケーターカルチャーの美学を継承

Nigoが「ケンゾー(KENZO)」のアーティスティック・ディレクターを務めてからは初となるスニーカーシリーズの第1弾“KENZO-DOME”が、「ケンゾー」ストアとオンラインストアで6月から発売される。価格は¥50,600。

同スニーカーはミニマルなカップソールスニーカーで、フラットなアウトソールやふくらんだベロ等のディテールは1990年代半ばのスケートボード全盛期のスニーカーの美学を受け継いだディテールが特徴だ。ナパレザーパッドが入ったベロとシューズの後部には“KENZO Paris”のラバーロゴ、アウトソールのサイドには“KENZO”のロゴを施している。

素材は、弾力性と柔軟性を備えたクラシックなスケートボード用のスウェードとグレインレザーを採用している。レトロな雰囲気の柔らかいライニングと、シューズカラーに入っているパッドが快適さを加え、スケーターがより良いバランス感を得られるように設計している。

カラーはメンズ、レディスともに、ベージュまたはピンクのスウェードにタンのラバーアウトソールを組み合わせたものと、ブラックのスウェードにブラックアウトソールとタンのラバーディテールを組み合わせたもの、ホワイトグレインレザーにホワイトのアウトソールを組み合わせたものがラインアップする。

本格的なスケーターカルチャーと「ケンゾー」によるハイファッションのアプローチを融合させたキャンペーンヴィジュアルは、スニーカーの名前の由来でもあるパレ・ド・トーキョー内のスケート場「DOME」で、写真家のフランク・ルボンによって撮影された。1990年代を想起させる写真には、スケートボードに興じる仲間達の姿が収められている。

同スニーカーシリーズのセカンドリリースは、シーズン後半に発表を予定している。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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