折坂悠太の「あけぼの(2023)」のMVが公開 石橋静河が出演するなどサントリー天然水のCMと同じ布陣で制作

折坂悠太が音楽業10周年記念日となる6月30日に急遽配信リリースした「あけぼの(2023)」のミュージック・ビデオが7月15日22:00にプレミア公開される。

「あけぼの(2023)」は折坂が2014年、当時のmyspace(音源を公開・シェアすることができるSNS)にアップした初の公式音源である「あけぼの」を再録したもの。今回、サントリー天然水CMを手掛けた泉田岳が監督を務め、石橋静河が出演するなど、CMと同じ布陣で制作された。

誰かのお葬式を舞台に、1人ひとりが台詞無く描かれる映像作品のようなミュージックビデオ。同作について折坂は、「映像の中で見送られる人、映像を見ているこの部屋で、私が見送ってきたもの。これまでとこれからが、前後ろや右左ではなく、まあるい『縁』であると思えた時、私たちはまた会えるのかもしれません。泉田さん、石橋さん、協力してくれた全ての皆さまに感謝します」とコメント。

石橋静河は、「ずっと大好きできっとこれからも聴き続けるであろう折坂さんの作品に、微力ながら参加することができて光栄です。泉田監督をはじめとするエネルギッシュな撮影チームと楽しいひとときでした。ラーメンおいしかったなぁ」とコメント。

泉田岳監督は「出演者の方々には“いなくなった誰か”の簡単な情報だけ渡し、「あけぼの」の総尺分を自由に生きていただいています。何を考えて、何を思っていたのか、彼らしかわかりませんが、縁側に座った石橋さんの表情を観ながら草木茂る庭で聴いた『あけぼの』の言葉にならない感情を今も思い出します。僕は、今をどう生きるかなんてわかりませんが、今日も夕飯を何にするかで悩みます。折坂くん、石橋さんはじめ名優の方々、スタッフのみんな、ありがとうございました」と話す。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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