LA拠点のアーティスト兼俳優、ジョセフ・リーの日本初個展が9月23日から開催

ロサンゼルスを拠点に活躍する韓国系アメリカ人のアーティスト兼俳優、ジョセフ・リー(JOSEPH LEE)の日本初個展「PLEASURE IN THE PATHLESS WOODS」が渋谷「ディーゼル アート ギャラリー」で開催となる。会期は9月23日から11月16日まで。

ジョセフ・リーは、カラフルで抽象的なストロークで被写体の顔を暗示的に隠した肖像画をメインに描き、細分化された筆遣い、色の選択、ボリュームを通して、人物に宿る感情を探求し表現するアーティスト。俳優業では、2018年のサンダンス賞を受賞した映画『Search』、2023年にNetflixで公開されエミー賞13部門にノミネートされた話題作『Beef』、Paramount+の人気SFシリーズ『Star Trek: Picard(シーズン3) 』などにも出演している。

本展のタイトルは、ジョージ・ゴードン・バイロン(1788–1824)の詩「チャイルド・ハロルドの巡礼」の第IV歌の一節から採られたもの。上述の通り、画家としてのジョセフ・リーは特異な肖像画で知られているが、COVID-19の世界的流行によってその主題を人物から自然へと転換。誰もいない森の中での孤独から導かれた、恐れ、驚き、そして至福の体験から、新たな作品世界へと導かれたという。

リーはイギリスの詩人バイロンの有名な詩を引用し、「バイロニック・ヒーロー」として知れ渡る憂鬱さを、ストイックで謙虚かつ好奇心旺盛な観察者に近い存在として表現すると共に、次のように語る。「私たちを取り巻く自然の力に対して、私たちがどれほど小さな存在であるかを理解することで、私は安らぎと謙虚さを感じることができます。しかしながら、安らぎは未知の道からも訪れます。力づくでコントロールするのではなく、思いがけない瞬間にも自由に身を任せてみよう」。

本展覧会では新作の展示・販売をはじめ本展のために作られた限定グッズや、「ディーゼル」とのコラボレーションによるプロダクトも販売される。

■ジョセフ・リー個展「PLEASURE IN THE PATHLESS WOODS」
会期: 2023年9月23日〜 11月16日
会場:ディーゼル アート ギャラリー
住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti DIESEL SHIBUYA 地下1階
時間:11:30〜20:00 ※変更となる可能性あり。詳細はオフィシャルサイトを随時確認のこと
入場料:無料
個展オフィシャルサイト:https://www.diesel.co.jp/ja/art-gallery/joseph_lee

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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