カウズが2021年に“原点回帰”がテーマの大型展覧会を開催 2001年に開催した日本初の個展から20年間の進化の軌跡をたどる

ニューヨークを拠点とするカウズが2021年7月16日〜10月11日、大型展覧会「KAWS TOKYO FIRST」を森アーツセンターギャラリーで開催する。「KAWS TOKYO FIRST」は 2001年に渋谷パルコで開催された自身の日本初の個展と同じタイトルで、20年が経った2021年に創作と進化の軌跡をたどる“原点回帰”の思いが込められている。

カウズはグラフィティや絵画、グラフィックデザイン、産業デザインをはじめ、「ユニクロ」や「ア ベイシング エイプ」などのファッションブランドから、「ディオール」などのラグジュアリーブランドとのコラボレーションなど、あらゆるジャンルの垣根を超えて活躍する。一方、近年はファインアートの世界でも高い評価を得ている。

国内初の大型展覧会となる同展では、コマーシャルアートとファインアートの領域を横断する カウズの視覚的アプローチに迫り、これまで創作した作品の中から、約70点の絵画や彫像、プロダクトなどを通じて、ユニークな芸術制作の軌跡や美術史的意義をたどる。さらにカウズが所有するプライベートコレクションの中から、自身が影響を受けたアーティストの作品も展示する予定だ。

カウズ
1974年生まれ。アメリカ・ニュージャージー出身で、1990年代初めにグラフィティィアーティストとして頭角を現し、その後1993〜1996年までニューヨークの美術学校「School of Visual Arts」で学ぶ。バス停の看板に広告を描いた作品などで知名度を上げ、1990年代のグラフィティアート界の一員となる。日本との関わりも強く、1996年に東京を訪れ、東京のサブカルチャーに触れたことで、ストリートアートのプロジェクトにも携わる。2019年に日本の富士山麓で開催した「KAWS: HOLIDAY JAPAN」大きな話題となった。2021年前半にはブルックリン 美術館での展覧会を予定している。

■KAWS TOKYO FIRST
会期:2021年7月16日〜10月11 日
会場:森アーツセンターギャラリー
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
www.kaws-tokyo-first.jp

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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