女優・白石聖が初の写真展を開催 今までと違う多彩な表情で魅せる

女優の白石聖が、初となる写真展「—COLOR— SEI SHIRAISHI × KAZUHIRO SEKINE」を「tokyoarts gallery」で開催している。撮影は、広告・雑誌・ファッションなどのポートレート撮影を中心に活動している写真家の関根一弘が担当。写真展のために撮影された作品では彼女の多彩な表情を見ることができる。

「今回の写真展はギャラリーからの提案で企画がスタートしました。普段はナチュラルな雰囲気の撮影が多いですが、今回は今までの私とは少し違う創作性の高い写真展にしたくて、『COLOR』をテーマにいろいろな表情を見せられたらいいなと考えました。それでフォトグラファーの関根さんやスタイリストの梅田(一秀)さんと話し合いながら方向性を決めていきました」。

撮影は2日間、都内近郊のスタジオや千葉県の九十九里浜、屏風ヶ浦などさまざまなシチュエーションで行われた。
「展示会場で改めて作品を見てみて、その時の撮影のことを思い出しました。展示のメインにもなっている作品は、最初の九十九里浜での撮影だったのですが、すごく天気が良くて、印象に残っていますね。この作品は特にお気に入りで私も欲しいです(笑)。ロケ撮影は本当に天気に恵まれて、自然の力もあって、どれも幻想的な作品になりました。一方のスタジオでの撮影もかなりセットを作り込んでいて、今までにない自分が出ているなと感じます。どの作品もシチュエーションと衣装の色とが相まって、『COLOR』に相応しい作品になって、本当に満足しています」。

写真展では実際に作品を購入することもできるという。
「作品として飾っても素敵だなと思えるものができたので、いろいろな人に見てもらいたいです。オンラインでも作品は見ることができるので、会場に来られない方もぜひそちらで見てもらえれば嬉しいです。今回の作品は購入することもできるので、もしよければ自宅に飾ってほしいですね」。

写真展の作品ではロングヘアだったが、現在は心機一転ショートヘアにチェンジ。
「役柄的なこともあったのですが、自分自身でも髪を短くしたいなという気持ちもあって、思いきって切りました。以前ショートにしたことがあったのですが、最近はあご下〜肩くらいの長さで。それが一周まわって今はしっくりくるのがショートだったんです」。

当初は7月に写真展を開催予定だったが、コロナの影響により、この時期の開催となった。そうしたコロナ禍での仕事についても聞いた。
「4〜6月はコロナで仕事は一度ストップして、その間は本当に自堕落な生活を送っていました(笑)。本当は『○○しました』みたいにカッコいいことが言えるといいんですけど。実際、何もやってなかったですね。基本はインドア派なので、家からほとんど出ずに、ゲームの『あつまれ どうぶつの森』をしたり、YouTube観たり、Netflix観たり、飼っている猫と遊んだり、皆さんと同じような生活をしていました。7月からは仕事が再開して、今までに経験したことがないくらい忙しくなって。ある意味で自粛期間があった分、仕事のありがたさを再認識できました」。

昨年は人気女優への登竜門といわれる「ゼクシィ」12代目CMガールを務めるなど、年々活躍の場を広げている。自身ではそうした現状をどう捉えているのか。
「『ゼクシィ』のCMに出たことで、より多くの人に知ってもらえるきっかけになったと思います。最近はさまざまな役もやらせてもらえるようになり、さらに真摯に仕事に取り組むようになりましたし、それと同時に仕事が楽しくなりましたね。一方で主役を任せていただくことも増えてきたのですが、昔から芯の部分は変わらず、主役だから特別何かするということはなくて、取り組むことは同じなのかなと思っています」。

もともとアニメ『銀魂』が好きで、当初は声優になりたかったという。現在はラジオのパーソナリティを務めるなど、声の仕事も増えている。
「話すことはすごく好きなので、ラジオの仕事は大好きです。私自身も『霜降り明星のオールナイトニッポン0』や、『オモコロ』でやっているモンゴルナイフさんと山口むつおさんの配信ラジオ『モンゴルナイトフィーバー』なども好きです。高校生の時から今出演させてもらっている『レコメン!』も聞いていました。最近はオーディオドラマにも出演させていただいて、新鮮な体験ができました。今後も機会があれば、声優の仕事もやっていきたいです」。

白石聖
1998年、神奈川県生まれ。女優として映画・ドラマなどに多数出演。主に、BSスカパー!「I”s」ヒロイン役、フジテレビ「世にも奇妙な物語」主演、NHK「だから私は推しました」、日本テレビ系「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」、フジテレビ系「恐怖新聞」主演など。2020年12月4日公開映画「サイレント・トーキョー」、2021年公開予定「胸が鳴るのは君のせい」に出演予定。2019年にはリクルート「ゼクシィ」12代目CMガールを務める。また、ラジオ文化放送「白石聖のわたくしごとですが…」ではパーソナリティを担当するなどさまざまな分野で活躍している。
Twitter:@shiraishi_sei



■–COLOR– 白石聖×関根一弘
会期:2020年11月21~29日 
会場:tokyoarts gallery
住所:東京都渋谷区東2-23-8 1F
時間:12:00~20:00 ※29日は12:00〜15:00 / 18:00〜20:00
入場料:無料
https://www.tokyoartsgallery.com/single-post/shiraishisei_color

Photography Takahiro Otsuji(go relax E more)

author:

高山敦

大阪府出身。同志社大学文学部社会学科卒業。映像制作会社を経て、編集者となる。2013年にINFASパブリケーションズに入社。2020年8月から「TOKION」編集部に所属。

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