「ルイ・ヴィトン」が「ナイキ」とコラボした“エア フォース 1”を発表 2022年春夏パリ・メンズコレクションで

「ルイ・ヴィトン」は、メンズ アーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブローが手掛けた2022年春夏パリ・メンズ・コレクションにおいて、ナイキとコラボした“エア フォース 1”を発表した。

6月24日(現地時間)に発表した約17分の動画は、日本刀を携えた男性が横たわっているシーンからスタート。“四風”という看板やヴァージルによるコレクションが7回目であることから“第七回国際発表大会”と掲げられた道場、剣道の試合のほか、コレクションには鯉のぼりを模したバッグが登場するなど、日本の要素をふんだんに取り入れた。

コレクションのテーマは“アーメン・ブレイク(AMEN BREAK)”で、アメリカのファンク・ソウルバンドのザ・ウィンストンが1969年にリリースした楽曲「Amen, Brother」において、ドラマーのグレゴリー・C・コールマンが叩いたドラムソロが着想源。グレゴリーのドラムソロは数々のミュージシャンによってサンプリングされており、ヴァージルはその現象をスーツやトラックスーツ、シャツ、Tシャツといった定番のアイテムがサンプリングされてループしていくさまとリンクさせて、鮮やかなブルー、蛍光グリーンやピンクといったカラーで表現した。

ナイキとコラボした“エア フォース 1”は、ホワイトやイエロー、ブルー、レッド、グリーンなどのほかに“ダミエ”パターンのタイプもラインアップ。シューレースにはフランス語でひもを意味する“LACET”、サイドには“AIR”ロゴを施している。

このコラボは、ヒップホップデュオのロブ・ベース&DJ EZ ロックが1988年にリリースした『It Takes Two』のアルバムジャケットで、DJ EZ ロックが「ルイ・ヴィトン」のモノグラムが施されたスウッシュの“エア フォース 1”を履いていたことへのオマージュとなっている。なお、“エア フォース 1”は来年で誕生40周年を迎える。

author:

TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

この記事を共有