「サカイ」が「アクロニウム」とコラボ 2022年春夏メンズとウィメンズのプレ・スプリング・コレクションで発表

「サカイ」は、2022年春夏メンズ・コレクションとウィメンズのプレ・スプリング・コレクションを発表した。キーワードは“Bonding(絆)”で、「サカイ」が創設当初から得意とする異なる素材・アイテムを組み合わせる“ハイブリッド”の要素をさらに進化させたアイテムが揃う。

今回のコレクションでは、エロルソン・ヒューによる「アクロニウム」とのコラボレーションが発表された。このコラボはコレクション全体のベースのアイデアにもなっており、「アクロニウム」を象徴するテクニカルウェアのディテールと「サカイ」の生地・シルエットを組み合わせたアイテムを展開。また、「アクロニウム」にとって初となるウィメンズのドレスも登場した。ヒューは「(「サカイ」デザイナーの阿部)千歳勢のことも、もちろん 『サカイ』のことも長年知っていたので、このコラボレーションは理想的な融合だった。そして、結果からもわかるように2つのブランドの理念を1つのコレクションとして体現していて、部分的ではなく一体感がある素晴らしいコラボレーションになっている」と、今回のコラボアイテムの完成度の高さを喜んだ。

両コレクションは、テクニカルウェアとしての機能も果たすボンディング加工を施した素材がメインで、カラーパレットはベージュやグレー、濃いグリーンを中心に、差し色としてピンクやイエロー、オレンジなども用意。ペイズリーバンダナのプリントやバッファローチェック、ラグ・ジャカードなどのファブリックは、撥水加工を施したナイロンと合わせた。また、サテン素材はリップストップナイロンと、カーディガンなどに使われているクラシカルなツイードは撥水パネルと一体化させるなど、全体的にテクニカルな要素を取り入れたデザインが目立つ。ワークウェアのポケットや止水テープなどのアウトドアの要素をミックスしたスーツや、チェスターコートのシルエットを採用した撥水加工のコートドレスなどを展開する。

今回のコレクションの発売は来年1月を予定している。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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