今の気分にフィットする、手に入れたいアイテムをTOKION視点でピックアップする「Tokyo Wish List」。これからやってくる秋におすすめしたい“ミリタリー”をベースにしたアイテムを。ここ数シーズン、メンズ、レディース問わず、さまざまブランドでリリースされているミリタリーアイテムは、シンプルながらも着こなしをぐっと引き立たせてくれる。今回は、そんなミリタリーを街でも着られるようにリデザインした個性派アイテム。
FACETASM
「ファセッタズム」の人気アウターをベースにしたリメイク品番
ストリートを背景に、独自のミクスチャースタイルを確立している、デザイナー・落合宏理によるレーベル「ファセッタズム(FACETASM)」。9月17日にリリースされるMA-1ジャケットは、同ブランドから不定期に発表されている人気品番“BUG MA-1”をベースにしたリメイクもの。落合自身が買い付けた古着を解体し、再構築しており、1着につき、5、6着のジャケットが織り交ぜられている1点モノだ。色とりどりなカラーリングに加えて、着方もジップを留める位置を変えたりできるなど、さまざまなコーディネートを楽しめるのもおもしろい。8型のみリミテッドで、取り扱いは「FACETASM aoyama」のみの先着販売となっている。
ファセッタズム 03-6434-9893
N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE × WILD THINGS
本格派ミリタリーをタウンユース仕様に
デザイナー・尾花大輔による「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」(※旅から受けたインスピレーションを形にするラインのため、コロナ禍の影響により現在休止中)は、コレクションラインの他に、異なるコンセプトによるラインが存在しているのだが、今回はミリタリーに特化した「N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)」とアメリカ軍に衣類を提供している「ワイルドシングス(WILD THINGS)」とのコラボアイテムをピックアップ。
トップスは、アメリカ軍が設定した7段階のレイヤリングシステムの中でもレベル4のアウターをベースに製作。1枚仕立てのライトアウターで、スリーブは1枚のパターンを使用することで、自由な可動域を確保している。裾にはドローコートを配置し、フィット感と防寒性も確保。かたや、同カラーのパンツは、アメリカ軍のフィジカルトレーニングウェアからデザインを着想を得たイージーパンツ。裏はメッシュ仕様で、膝部分には2重パッチで補強されており、耐久性にも優れた1本。ラフにセットアップで着てもいい。
ミスターハリウッド 03-5414-5071
UNUSED
厳しい寒さも耐えられる英国産羊毛仕立てのカメラマンジャケット
固定概念に縛られることのない服作りで支持を得る「アンユーズド(UNUSED)」からリリースされる1着は、たくさんのポケットが付いたカメラマンジャケット。全部で13個の収納が付いたデザインもさることながら、ボディの素材に英国羊毛を採用していることに注目してほしい。英国産羊毛は、世界のウール産出量の約3%しかないのだが、他の羊毛に比べて繊維の縮れが多いため、弾力があって、耐久性や保温性にも優れているという。そして、ミリタリーアイテムとしては鮮やかなカラーリングも印象的な仕上がりとなっている。収納力が高いので、持ち物の整理もしやすく、カバン要らずで着られるのも嬉しい。シンプルなスタイルのアクセントとしてぜひとも取り入れたい。
alpha PR 03-5413-3546
Photography Erina Takahashi
Styling Takuya Raita