「グッチ」がオンラインコンセプトショップをオープン ブランドのアーカイブや若手デザイナーのアイテムを販売

今年創設100周年を迎えたグッチは、オンラインコンセプトショップ「ヴォールト」をオープンした。

「ヴォールト」は、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレによるビジョンのもと、時代や国を超えて、多様な表現や美学が混ざりあうスペースとしてスタート。サイト内では、ミケーレやブランドのアーキビストが選び、修繕やカスタマイズした「グッチ」の貴重なヴィンテージアイテムを販売するほか、バッグを題材にしたASMRやスタイリング紹介といったコンテンツもそろえる。

また、「ヴォールト」では世界中の若手ブランドも展開する。これは「グッチ」が昨年11月に開催されたデジタルイベント「グッチフェス」において、若手デザイナー達のコレクションをフィーチャーしたショートムービーを発表したプロジェクトに続くもので、現在は「アル ワリア」「ベッド オン ウォーター バイ シャネル・キャンベル」「ステファン・クック」「コルミオ」「シャルル・ドゥ・ヴィルモラン」「ジョーダンルカ」「ユェチ・チ」「レイヴ・レビュー」「ギー・ローザ」「ビアンカ・サンダース」「コリーナ・ ストラーダ」「ボラミー・ヴィギエ」「ルイ・チョウ」の13ブランドが参加している。

ミケーレは、「私にとって、ショッピングとはただ品物を買うことではなく、買ったものとのつながりを生み出し、関係を構築することです。『グッチ』が今日に至るまで育んできたのは、まさにその絆です。私はいつも、由来も製造者も時代も異なるもの同士の『あり得ない』はずの会話が絶え間なく聞こえる場所を心の中に描いていました。過去と現在の対話の中にこそ、未来へのインスピレーションを閃かせることができるのですから」と「ヴォールト」の今回の立ち上げにまつわる思いを語った。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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