「グッチ」は、ブランド創設100周年を記念した展覧会「グッチ ガーデンアーキタイプ」を開催する。会期は9月23日〜10月31日で、場所は東京・天王洲の寺田倉庫B&CホールとEホール。入場は無料だが、「グッチ」の公式LINEアカウントで事前予約が必要となる。
タイトルのアーキタイプとは、さまざまなイメージの源となる存在や元型という意味の言葉。「グッチ ガーデンアーキタイプ」では、「グッチ」の世界観のアーキタイプと言える広告キャンペーンを通して、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが描くビジョンや美学、哲学に迫る。
会場はシーズンやテーマ毎に複数の空間に分かれており、大量のリップスティックコレクションのキャンペーン映像を流すビューティライン、パリの五月革命にオマージュを捧げた2018年プレフォール、アーティストのイグナシ・モンレアルが900時間かけて仕上げたビジュアルを巨大ウォールアートとして展示する2018年春夏、夜でも輝き続ける東京をスパンコールで表現した2016年秋冬、博物館のジオラマのようにエイリアンや宇宙の探検家を紹介する2017年秋冬の部屋などが登場する。いずれも、最新テクノロジーや職人の手作業によって世界観に没入できるインテリアデザインになっている。
本展のキュレーターでもあるミケーレは、「(クリエイティブ・ディレクターとしての今までの在籍年数である)この6年間の冒険に人々を誘い、空想の世界や物語、驚きやまばゆいきらめきをめぐる旅をともにするのは、おもしろいことだと考えました。そこで、広告キャンペーンの世界に入り込んだような臨場感にあふれる遊びの空間を創ることにしました。なぜなら広告キャンペーンは、私のイメージをもっとも明快に体現しているからです」と展覧会開催への思いを語った。