ヒップホップグループ・Dos MonosのTaiTanと、バンド・MONO NO AWAREのフロントマン玉置周啓によるポッドキャスト「奇奇怪怪明解事典」が、書籍化される。刊行は2月中旬を予定しており、対話50本に語り下ろしも収録。総ページ数は544ページで、価格は¥4,180。解説はテレビ東京の上出遼平が行っている。
同番組は日々を薄く支配する怪奇現象に名前を与え、その正体を考察することをコンセプトとしてスタートし、多様なコンテンツと社会現象についてラッパーとシンガーが語りつくす。今年3月の「JAPAN PODCAST AWARDS 2020」でSpotify NEXT クリエイター賞を受賞。2021年12月現在の合計再生時間・再生回数は前年比999%増を叩き出すなど、近年のポッドキャストブームを代表する大人気番組に成長している。
その書籍版は表現者の視点からの現代への批評集となり、また音楽・映画・マンガ他、著者両名の個性と時代の雰囲気が色濃く反映されたカルチャー全般へのガイドブック=ブックガイドとなる。
また、上出遼平、羊文学の塩塚モエカ、Tempalayの小原綾斗による推薦コメントも合わせて紹介する。
「2人の軌跡は蛇行し、螺旋を描き、どこへもたどり着く気配がない。しかして、その歩みが知を耕す。私は二人の会話を生涯聴いていたい」(上出遼平・テレビディレクター・プロデューサー)。
「私もこんな相棒がほしい。心をキラキラ輝かせたまま大人になった2人の、小さな秘密基地をのぞいているような気分になった。賑やかでためになる、タダモノではない大事典だ」(塩塚モエカ・羊文学)。
「帯なんてつけてんじゃねえ。良著に帯は付かん。この本に帯はいらんのだ。そもそも本ではない」(小原綾斗・Tempalay)。