ドイツの音楽誌『RISIKO』Vol.2は「クラウトロック」がテーマ

ドイツのアンダーグラウンド、オルタナティヴな音楽シーンの「今」を紹介する、インディペンデントマガジン『RISIKOリジコ)』の第2号が刊行した。誌面は日英バイリンガルで、価格は2,530円。日本国内では、ディスクユニオンやAlffo Records、FILE-UNDER RECORDS、FOREVER RECORDS、WANDERLUST BOOK STORE等で取り扱う。

2号目のテーマは「クラウトロック」。音楽やアート、ファッション等、国もスタイルも異なる “KRAUTIE”なアーティストをピックアップし、彼等の好きなものやプライベートにフォーカスして、クラウトロックを紐解く。また、“コミュニケーション”をサブテーマに、アーティスト同士、アーティストと読者、『RISIKO』と読者間のコミュニケーションを記録する試みも行っている。

誌面には、創刊号に引き続き、ヴォルフガング・ミュラーの『RISIKO』見聞録「Risiko in “Subkultur Westberlin 1979 – 1989.Freizeit”」の後編とオスカ・ワルドによる文通コミックも掲載。料理好きとして知られるCAN のダモ鈴木が、免疫力を高めるオリジナルレシピを独占公開し、ミュンヘンのクッキングパフォーマンス集団ミルツブラントが実演した様子も紹介する“Damo’s Kitchen”の他、無類のネコ好きで知られるNEU!のミヒャエル・ロータがネコについて話したり、ミヒャエル好きな海外ミュージシャンからのQ&Aも展開する。

その他、アシュ・ラ・テンペルのマニュエル・ゲッチング等、大御所ミュージシャンから、幾何学模様のKotsuguyやクラウトロック界の新星ザイ・シュティル等、現行の若手バンドも登場する。スーパー・ファーリー・アニマルズのグリフ・リースやスペースメン3で知られるソニック・ブーム、グラフィックアーティストのウィル・スウィーニー等、クラウトロック好きなアーティストも参加している。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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