和楽器と現代音楽の融合 映画『戦慄せしめよ』公開記念ライヴに太鼓芸能集団 鼓童や日野浩志郎等が登場

1月28日からシネマート新宿でブーストサウンド、シネマート心斎橋でboidsound限定上映される映画『戦慄せしめよ』の公開を記念したライヴイベントが1月27日に渋谷・WWW Xで開催する。

ライヴには同作の主演でもある、太鼓芸能集団・鼓童の演奏者、中込健太と住吉佑太、全編の楽曲を書き下ろした日野浩志郎によるソロプロジェクトYPYと実験音楽家でありドラマーの山本達久とのデュオYPY×山本達久、日野と大阪時代からの盟友であり現在は東京に拠点を移して活躍する¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$Uが出演する。2019年よりコラボレーションを重ねてきた日野浩志郎と鼓童の集大成でもある同作の片鱗を体感できる貴重なイベントだ。

「戦慄せしめよ」は、佐渡島を拠点に日本の伝統芸能を世界に発信し続け、今年で創立40周年を迎えた太鼓芸能集団・鼓童の前身である佐渡の国・鬼太鼓座を撮影した加藤泰監督の名作『ざ・鬼太鼓座』の公開から28年経った、鼓動初の主演映画。鼓童のメンバーから届いたメールをきっかけに、現代音楽家・日野浩志郎が約1ヵ月間、鼓童村で滞在、制作し完成させた楽曲を豊田利晃監督が全編を記録的な豪雪の佐渡島で撮影、映像化した。冬の日本海の厳しい大地を背景に、緻密な楽曲を迫力のある太鼓が打ち鳴らす戦慄の89分の映像は、日本の原風景をとどめる佐渡島の歴史と神秘を紐解き、音と映像に込めて届けるセリフの一切ない音楽劇。

また、1月26日の21:30から日野、中込、住吉と音楽批評家の小沼純一、サウンドエンジニアの葛西敏彦、宇川直宏、COMPUMA等が同作の音楽世界を紐解くトーク、ライヴをDOMMUNEで行う。

■映画『戦慄せしめよ』劇場公開記念ライブ
日時:1月27日
会場:渋谷WWW X
住所:東京都渋谷区宇田川町13-17ライズビル 2F
時間:19:00(開演)(18:00開場)、
入場料:前売¥3,500 / ドリンク代別
※チケットはe+にて販売中

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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