cero・高城晶平、角銅真実らが語る“暗く自由な”音楽フェス「FRUE」の魅力

来る6月26日、立川ステージガーデンにて開催される「FESTIVAL FRUEZINHO 2022」。2017年以降、毎年11月に静岡県掛川市のつま恋リゾート彩の郷で行われてきた音楽フェス「FESTIVAL de FRUE」のチームが新たに挑むワンデー・フェスとして、音楽ファンの大きな注目を集めている。海外からは「FRUE」に出演経験があり縁の深いサム・ゲンデル(Sam Gendel)&サム・ウィルクス(Sam Wilkes、ともにアメリカ)、ブルーノ・ペルナーダス(Bruno Pernadas、ポルトガル)の2アクトを招へい。日本からはcero、坂本慎太郎の出演が実現した。さらに27日名古屋得三(サム・ゲンデル&サム・ウィルクス、折坂悠太)、28日大阪なんばユニバース(ブルーノ・ペルナダス、サム・ゲンデル&サム・ウィルクス、折坂悠太)と「FESTIVAL FRUEZINHO 2022」は続く。

その開催を前に、ceroやソロ・アクトとして出演を重ね、フェスとしての世界観と可能性を実感してきた高城晶平(cero / Shohei Takagi Parallela Botanica)、角銅真実(ceroサポート)と、主催者の山口彰悟、吉井大二郎を迎えて座談会を行った。
一度でも足を踏み入れた者なら必ず感じる、出演者も観客も戸惑い、やがて忘れられなくなるほどに魅了されるあの暗さ、あの静かさ、そしてあの自由さ。他のフェスとは明らかに違うあのフィーリングとステージで起きる偶然の奇跡。その謎と、「FRUE」らしさの源泉は何なのかについて語り合ってもらった。

過去のライヴから見えてくる「FRUE」の特異性

──「FESTIVAL de FRUE」との関わりとしては、高城くんがDJで参加したのが最初ですよね?

高城晶平(以下、高城):あれは第2回(2018年11月3日、4日)でしたっけ?

山口彰悟(以下、山口):そうです。

──初日、メイン会場(THE HALL)のオープニングDJでしたね。しかも、出演が決まったプロセスってTwitter上のやりとりでしたよね? ネルス・クライン(Nels Cline)とかサム・ゲンデルが出演決定したニュースに対して高城くんが「いいなあ」ってつぶやいたのがきっかけじゃなかった?

高城:前の年に発売したサム・ゲンデルの歌ものアルバム(『4444』2017年)をよく聴いてたし、以前から好きだったネルス・クラインも出る。「最高じゃないか!」と思ったんで、自分が出演したいとかの気持ちも全くなく、普通に「行きたいな」ってツイートしたんです。そしたら、「じゃあDJで出てください」みたいなリプライが来て、こっちとしては「いいんですか?」みたいな流れでした。

──「FESTIVAL FRUEZINHO 2022」で4年ぶりに来日するブルーノ・ペルナーダスも、その年が初来日だったんですよね。

高城:それで当日、現地に行ってみたら、普通のフェスともう一見して空間が全然違うわけですよ。まず、メイン会場が暗い(笑)。照明も紫か青ばっかりで、たまに赤が入るくらい。その暗さにぶちのめされました。でも、即興メインのアーティストでもちゃんと客席の反応があるし、DJステージ(GRASS STAGE)もすごく盛り上がっていた。「なんかこれってすごいフェスなんじゃないの?」と感じました。翌年(11月3日)にはceroとしても出演して、付き合いが始まりましたね。

角銅真実(以下、角銅):私も、初めてceroで出演した時、光の暗さと即興ベースの音楽にやられました。照明の暗さには意図はあるんですか?

山口:あれは、僕等が2000年代に「オーガニック・グルーヴ」というイベントを手伝っていた頃に知り合い、代官山UNITで「FRUE」を始めた時から付き合いのあるワジー(和島幸郎)さんというライティングデザイナーの方に完全に任せています。

──つまり、わかっててやってる、攻めの照明ってことなんですね。

山口:そうです。「暗すぎる」とか「地味」って結構言われるけど。

高城:いやー、ぜひそのまま明るくしないでやり続けてほしい! 光量上げてビカビカにするフェスは他にいくらでもあるから、「FRUE」には密儀のようにやっていてほしいです。

──山口さんが高城くんに声をかけたのは、純粋にツイートへの反応としてだけじゃなく、ceroというバンドの音楽にもともと興味があったから?

山口:日本人のバンドをどう選ぼうかと考える時に、ceroは候補に入ってくるんですよ。売れているバンドだけど、ちゃんと挑戦的な音楽をやっているという印象は大きかった。

高城:実は、ceroで最初に出た時は、普通のフェスみたいに盛り上げていくチューニングが自分の中から抜けてなかったんです。演奏しながら「あ、そうだよ、これは違うよね」と気が付いたんです。でも、そこに挑戦しがいがあると感じました。

──そういうチャレンジングな空気感は、主宰する側としても最初から意識していたんですか?

山口:あんまり考えてなかった(笑)。僕が家で聴いてる音楽を集めたら、ああいうラインアップになるのかな、という感じ。

高城:2018年にサム・ゲンデルを見た時(ドラマーがライ・クーダーの息子のヨアキムで、ベースがマーク・リボーズ・セラミック・ドッグのシャザード・イスマイリー)、広いステージなのに3人がめちゃ近くに顔付き合わせて演奏したのが、まるでナイヤビンギみたいな密儀感だった。ひたすらモワモワ~って感じで「なんだこりゃ? ここメインステージだよね?」って思ったくらい。

角銅真実(以下、角銅):最高やん! 素晴らしい。

高城:角ちゃん(角銅)と2人でクアルタベ(Quartabê)(2019年)見ながらすごい盛り上がったことあったよね。

角銅:あのジョアナ・ケイロス(Joana Queiroz)さん達のユニットは、すごかった。あんな静かな演奏を大きな規模の会場でやるのもすごいし、「FRUE」には謎があるのがいいですよね。

──普通のフェスには、後半になるにつれてだんだん大物になるとか、暗くなるとムードもぶちあがっていくというエントロピー的な設定がプリセットであるじゃないですか。でも、クアルタベは、まさにその真逆だった。「トリがあの静かさでいいの?」みたいな衝撃がありました。

高城:「ゆく年くる年」みたいな終わり方でしたよね(笑)。

山口:みんなまだあの時点ではクアルタベのよさにあんまり気が付いてなかったけど、僕は絶対いけると思ってたので、遅い時間(初日の21:40~)に入れたんです。

高城:とはいえ、「FRUE」にはエンターテインメントであることをあきらめてない感じもあるじゃないですか。同じ2019年に出たビリー・マーティン(Billy Martin)(illy B’s Organism Session名義で、大友良英、ジョアナ・ケイロス、マルコ・ベネヴェント、マリア・ベラルドが参加)がステージで「ウエー!」って叫びながら笹の葉を振ってて。でも鳴ってる音はシュッシュッってすごく静かなの。あの時間、エンタメというものの可能性が広がるなってすごい思ってました。

山口:あれ、ビリーから「笹が欲しい」ってリクエストが来て、「笹を持ってきてくれた人は入場無料にします」ってツイッターで応募したんだよね。

吉井大二郎(以下、吉井):しかも言われたのがビリーが来日してからだった。でも、告知したら、すげえ応募が来ました。お客さんにも参加してほしいから、ああいう問いかけはおもしろいですよ。

──「FRUE」は客席にも“参加してる感”は必ずありますね。やる人/見る人の関係性が遮断されてない。

高城:なんか、みんな客席で、今演奏しているアクトで起きていることについて、隣にいる人にひそひそ感想をしゃべってるんですよね。僕も「やばいね」みたいなことをすごく言うし、逆にいうと、固唾を呑んでステージを「見てやるぞ」みたいな態度の人はあんまりいない印象。

──“鑑賞”になってしまってないし、悪い意味でのダメ出しとも違う。もちろん黙って見ていても、踊っていてもいい。自分達が演奏に対して反応することで全体に関与できるように感じます。

高城:そうそう。クリエイトが客席でも起きている感じがある。演奏する側も“ひそひそ”を邪魔しないほうが「FRUE」はいいんだなって思います。

山口:何にも意識してないんだけどな。もともと僕らは新宿にあった時代のリキッドルーム(1994〜2004年)の影響があるんですよ。あの時代のリキッドルームは本当に何でもありだったし、あそこで働いてたりイベントをやってたりした裏方の人達が「FRUE」にも関わってくれてます。僕達は会ったことないのですが、PAで小野さんという方がいらっしゃって、その人が日本のフェスやレイヴシーンを作ったとも言われている存在だと話には聞いていて、すでに小野さんは亡くなっちゃったんですが、小野さんの精神を受け継いだ照明のワジーさんはじめ舞台監督のミック(井上光祥)さんや音響のLSD-Eらの裏方チームが存在します。その彼らとともに、僕達も関わってきた「True People’s CELEBRATION」や「オーガニック・グルーヴ」というイベントが2000年代には行われていて、さらにそこを受け継いだのが「FRUE」で、僕達は小野さんの「孫世代」と言われたことがあります。

高城:あの暗い照明にはそういう歴史と理由があったんだ。なるほどね。

山口:ワジーさんは、最小限の資金でどれだけ効果的なことをやるか、みたいなことも一緒に考えてくれるんですよ。例えば海外アクトから「照明でこれを追加してほしい」とリクエストがあった時も、ちゃんと元の照明でやることの意図を説明してくれるからすごい助かる。「FRUE」のノンジャンル感は、これまでのフェスやレイヴのシーンをイチから作ってきた人達の歴史の上に乗っかってるという意識はあります。

角銅とサム・アミドンが共演した経緯は?

──「FRUE」で印象的なのは、タイムテーブルはあるけど、それぞれのアクトの終わり時間に線を引いてないところですね。一応1時間くらいって目安はあるけど、長くやりたければやってもいいと説明を受けた。2019年の大トリだったトン・ゼー(Tom Ze)について山口さんが「彼がやりたければ3時間くらいやってもいい」って言ってたのを覚えてます。

高城:それはすごい。

山口:終わり時間をタイムテーブルに書いちゃうと、お客さんがみんな「あとこれくらいで終わるんだ」みたいに思っちゃう。それはおもしろくないなと思うんです。転換の時間は必要だから、長くなるといってもせいぜい10分くらいなんで、そこを吸収できるように僕らが進行を組んでいけばいいかな。実際、去年の2日目は少し押していたんですけど、最終的にテリー・ライリー(Terry Riley)で吸収されました。

角銅:テリーさん、すごかった。

──角銅さんも共演してましたしね。あれは本当に現世の夢みたいな時間と空間でした。ステージでのセッション(テリー・ライリー、宮本沙羅、サム・アミドン、大野由美子、角銅が参加)は最初予定になくて、テリーさんが実際に会場でいろいろライヴを見てOKを出していったと聞きました。

角銅:そう、私のライヴも見てくれてて、感想をくれました。

高城:最高だよね。フェスの中で生成変化が起こっている。そう考えると、アーティストも最後までずっと残ってなきゃダメですよね。「『FRUE』の2日間では、そういうことが起こりうるよ」っていうのは、ぜひカラーにしてほしい。

──最初は、「ワールドミュージックとレイヴのフェスなのかな?」くらいの印象だったんですよ。おもしろそうだけど自分が行って楽しめるかはわからない、みたいな先入観があった。だけど、今はこんなにおもしろいフェスはないと感じてるんです。

山口:ワールドミュージックが多いって言われてたのは、ジャジューカ(Joujouka)を呼んだりしてたからかな(2017年)。

高城:むしろ、レコード屋さんにある「その他」の棚みたいなフェスですよね。

──そういう棚に入ってる音楽って、動的か静的かでいったら静かなイメージでしょ? でも、「FRUE」でそういうアクトにアクセスすると、すごく動的な印象を持つ。音が大きくなくても踊れるし、大きなステージにちっちゃく集まってゴニョゴニョやってる行為が音楽としてすごく気になるんです。

高城:そうそう! なんか引きがある。それが発見だよね。

山口:感想ツイートで、「こんなフェスが成立するんだ」みたいなことが書かれてるのがすごい印象的だった。そもそも「見たこともない景色を見せてくれる人達がいいな」と思ってやってるから、どんな音楽やってようが関係ないんですよ。

高城:ジャンルとかじゃない、もっと抽象的なものだけど、一貫性はありますよね。

山口:でも、最近はフェスとしてのストーリー性が出てきたこともおもしろいなと思ってます。去年、角銅さんとサム・アミドンがお互いのステージに参加して、最終的にテリー・ライリーのステージにも一緒に立った流れもそうだし、高城くんが最初はDJで出て、それからceroで出て、ソロのShohei Takagi Parallela Botanicaでも出て、みたいに関係性が育っていく感じもそう。

高城:ceroの出演は、角ちゃんを「FRUE」に連れていったことの功績が大きいですよね。今や角ちゃんは“「FRUE」のクイーン”になってるから(笑)。そこは相当大きい仕事をしたと思います。

──それこそ去年、サム・アミドンが角銅さんのステージに飛び入りしたのは、前の晩にフードエリアにいた時に決まった話でしたよね。

角銅:私がサムさんの前でモジモジしてたら、その時一緒にいた松永さんに「『一緒にやろう』って言ったほうが絶対いいよ」って背中押されたんです。それでサムさんと熱燗を一緒に飲んでいる時に「ちょっと相談があります。一緒にやりたいです」って言いました。そしたら「やろうよ!」って返事してくれて。

──あれは僕が背中押したというより、その前に角銅さん達が「『Lullaby』だったら一緒にできるかも」みたいな話をしてたのを聞いてたから、だったかな。実現する可能性があるならやったほうがいいし、「FRUE」はそういうことを止めるタイプのイベントとは真逆だから。

角銅真実「Lullaby」

高城:サム・アミドンとジム・オルーク(Jim O’Rourke)が楽屋で話してる光景も胸熱だったな。サムの奥さんのベス・オートン(Beth Orton)がジムさんのプロデュースでアルバム(『Comfort of Strangers』、2006年)を出してるでしょ。サムさんが「妻が前にお世話になって」みたいな話をしてて、すごくいいシーンでした。

──サム・アミドン自身も角銅さん、テリー・ライリーのステージに参加して楽しかったと思う。来る時はその展開は予想してなかったんじゃない? そもそもサム・ゲンデルだって2018年に出演したことで「音楽って何やってもいいし、日本のオーディエンスは受け入れてくれる」みたいな感覚をより強く持った、みたいなところはあるかもしれない。

吉井:そもそも僕らも、あの時サム・ゲンデルがどんなライヴをやるのか全くわかってない状態でブッキングしてたから(笑)。

山口:前の年のアルバムでは歌ってたのに、呼んでみたらぜんぜん歌わなかったしね。

吉井:ギターすら弾かなくなっちゃってた。

高城:突然ミュージシャンを20人くらい連れてきても「FRUE」ならOKって思うかも。「今回オーケストラとやるから」「えー?」みたいな。

「みんな音楽をフラットに楽しんでるし、自然に盛り上がる」(高城)

──会場(つま恋リゾート彩の郷)って、確かGoogle Mapで見つけたんですよね?

高城&角銅:ええー!?

山口:そうなんですよ。

角銅:もうそういうところが好き。探すのも楽しそう。

山口:11月でもまだギリギリ気候があったかくて、雨が降らない時期にできそうな会場をずーっと探してたんですよ、Google Mapで。それで静岡の海沿いを見ていたら、「なんか、ここにあるな」みたいな。検索したら古びたイベントホールが出てきて、実際に見に行って「ここだー!」ってなりました。

高城:あそこって、奥のほうにもう1つ廃墟みたいな建物がありますよね?

山口:ありますね。

──今後、そこも使います? 「肝試しステージ」みたいにして、もう完全に真っ暗で(笑)。

山口:ステージをもう1つ作りたいという気持ちはあるんですよね。弾き語り系の人が出る小さな場所とか。「FRUE」に一度出てくれたアーティストが、バンドで出演とかじゃなくても遊びに来て、ソロでライヴできるとか、そういうステージがあるといいのかなと思っていて。

高城:「ROOKIE A Go-Go」みたいなステージがあってもいいかもね。絶対やばいやつらしか来なそうだけど(笑)。

──「FRUE」の場を一度でも体験したら、ミュージシャンでも「また来たい」ってなると思いますよ。

高城:アクサク・マブール(Aksak Maboul)もあの場所で見たい!

吉井:第1回の時、デヴィッド・バーン(David Byrne)には「DJで来てください」ってオファーは出しました。返事はなかったけど(笑)。

山口:個人的には、コロナ禍の2年で日本のアーティストもいろいろ聴くようになって、最近はそれがすごく楽しいんですよね。

角銅:どんな楽しさですか?

山口:単純にそれまでほとんど日本のアーティストを聴いてなかったから。みんな独自の表現していて、「これまで知らなくてごめんなさい!」みたいな(笑)。

高城:「FRUE」みたいな場を体験して、周りにもっとああいう場ができていったら、若い子達の音楽も必然的に変わっていく気がする。

角銅:少なくとも私は変わったと思う。

高城:ここ何年かはアイデアよりも技術が先行するみたいな風潮があると思うんですけど、そういう技術を持った上で「FRUE」みたいな即興的な場に2、3日いたら「お前、さっき上手かったからこっちのバンドにも出ろよ」みたいなことが自然と起きたりすると思うんです。それで絶対に音楽も変わっていくだろうしね。

──「FRUE」だったら、普通のジャム・セッションにもならないし。

高城:もっとわけがわからない場所にぶち込まれるから。

角銅:笹を振ってますから(笑)。

高城:変な話、笹を持ってきたらアーティストになれるわけだから、そういう発想が技術に入り込んできたらまた生成変化が起きていくよね。

山口:角銅さんがテリー・ライリーとのセッションで口笛で入ってくれた時も、すごいよかったな。「これ、入ってくるだろうな」と思ってたタイミングだったし、もう技術の話じゃないよね。それこそアイデア主体の場だから。

角銅:場の力なのかな。自分のライヴを他の場でやる時とは相乗効果も違う気がする。

高城:去年、サム・アミドンのライヴを見てた時、松永さんと話したんですよね。「東京で彼がソロ公演をやったら熱心なお客さんが集まる濃い感じになるだろうけど、『FRUE』だと全然そんな感じにならないのがおもしろい」って。むしろ「サム・アミドン? 誰ですか?」みたいな感じの客層なのに、みんな音楽をフラットに楽しんでるし、自然に盛り上がる。そういうことは大事ですよね。

角銅:情報じゃないんですよ。その時間にライヴがやっているから見に行く、みたいな感じ。そのフラットさが「FRUE」にはある。今日話してたら、また行きたくなったー(笑)。

山口彰悟

山口彰悟
1977年熊本県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒。ライヴの原体験は10歳の時に生で観た立川談志師匠の高座。大学卒業後は、フリーのライターとして活動しながらさまざまな職を経験。「愛・地球博(2005)」「Greenroom Festival(2006)」「TAICOCLUB(2006)」で、イベント制作と運営、「True People’s CELEBRATION 2006」「Organic Groove」の後期コアスタッフとして人生を変える体験のお手伝い。2012年3月から、吉井大二郎とともに、年に2、3回のペースでイベント「FRUE」を開催。2017年から毎年11月に、静岡県掛川市で野外音楽フェスティバル「FESTIVAL de FRUE」をプロデュース&ディレクションする。

高城晶平(cero)

高城晶平(cero)
ceroのボーカル/ギター/フルート担当。2019年よりソロプロジェクトのShohei Takagi Parallela Botanicaを始動。2020年4月8日にファーストアルバム『Triptych』をリリースする。その他ソロ活動ではDJ、文筆など多岐にわたって活動している。

角銅真実

角銅真実
音楽家、打楽器奏者。長崎県生まれ。マリンバをはじめとするさまざまな打楽器、自身の声、身の回りのものを用いて、自由な表現活動を展開している。自身のソロ以外に、ceroをはじめさまざまなアーティストのライヴサポート、レコーディングに携わるほか、舞台、ダンスやインスタレーション作品への楽曲提供・音楽制作を行っている。2020年1月、初めて「うた」にフォーカスしたアルバム『oar』(ユニバーサルミュージック)を発表。

Photography Masashi Ura

■FESTIVAL FRUEZINHO 2022
会期:6月26日
会場:立川ステージガーデン
住所:東京都立川市緑町3-3 N1
時間:開場 13:00/開演 14:30/終演 21:30
入場料:早割 ¥12,000(限定500枚)/前売り ¥14,000/当日 ¥16,000
http://fruezinho.com

■愛知公演(出演:サム・ゲンデル&サム・ウィルクス、折坂悠太)
会期:6月27日
会場:得三
住所:愛知県名古屋市千種区今池1-6-8 ブルースタービル2階
時間:開場 18:00/開演 19:00
入場料:前売 ¥6,000/当日 ¥7,000(完売)

■大阪公演(出演:サム・ゲンデル&サム・ウィルクス、ブルーノ・ペルナーダス、折坂悠太)
会期:6月28日
会場:ユニバース
住所:大阪府大阪市中央区千日前2-3-9 味園ユニバースビル B1
時間:開場 18:00/開演 19:00
入場料:前売 ¥9,000/当日 ¥11,000

author:

松永良平

1968年熊本県生まれ。音楽ライター。インディー・バンドから海外アーティストまで取材する。著書に、自らの平成30年間を年ごとに音楽で振り返った『ぼくの平成パンツ・ソックス・シューズ・ソングブック』(晶文社) @emuaarubeeque

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