写真家・久家靖秀の写真展「Reinventing the Wheel」がBOOKS AND SONSにて12月8日から開催

グラフィックデザインの本を扱う学芸大学の古書店BOOK AND SONSにて、写真家・久家靖秀の写真展「Reinventing the Wheel」が12月8日より開催される。

久家は、美術、工芸、デザイン、舞台芸術まで創造の現場を撮影し続ける写真家。展示にあわせて、同名の小ぶりな写真集も刊行される。価格は¥3300。

新作の写真集は、偶然と誤解されがちな「写真における可能性の受け渡し機能としての偶有性」や、久家が四半世紀前に検証したイクイヴァレント思想への疑問などを、章立てや写真、タイトルとの関係によって示唆するような構成となっている。また、人が言語を介さずに現象の触れ合いを感じる瞬間について、気鋭の皮膚科学研究者・傳田光洋と「彫刻」の新たな可能性を模索する美術家・冨井大裕のエッセイも収録している。

本展では新作写真集に収録された作品に加えて、彫刻家である紫牟田和俊と岡田和枝の作品も展示される。箱の中にある不可視の彫刻や、色彩と光を扱うインスタレーションを多角的、冗長的に撮影する事で被写体や鑑賞者との亜脱臼的関係を試みる、実験的なアプローチが展示を通して行われる。

■久家靖秀写真展「Reinventing the Wheel」
会期 : 12月8〜26日
場所 : BOOK AND SONS
住所 : 東京都目黒区鷹番 2-13-3 キャトル鷹番
時間 : 12:00〜19:00
休日 : 水曜
入場無料

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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