「シャネル・ネクサス・ホール」で写真家・安珠の展覧会「A girl philosophy」を開催

同展では、安珠がライフワークとして取り組んできた、「少年少女の内なる世界」を表現するシリーズの最新作を紹介する。ヨーロッパでモデルとして活躍していた頃から撮影をスタートし、「少女の行方」や「サーカスの少年」等の作品で、物語性のある独特の世界観を表現してきた。その最新作約50点と映像、過去の作品を交えて構成される。

「不思議の国のアリス」や「青い鳥」といった、誰もが知るさまざまな児童文学をモチーフに、ある少女が目にして、心に留めた出来事の内省を深めていく過程を写真で表現。目に見えないものを撮影したいと語る安珠の作品群は、不確かな現実に生きる少女が、真理を求め旅する夢幻の物語の世界を創り上げる。

安珠は東京生まれで、学生の時にモデルとしてスカウトされ渡仏。パリコレに出演し、多数のファッション誌を飾る国際的なモデルとして活躍した、帰国後の1990年『サーカスの少年』(東京書籍)を出版し、写真家に転身。その後、『少女の行方』(東京書籍)『星をめぐる少年』(新潮社)等、文章を織り交ぜた物語のある独自の写真世界を表現。子ども達の夢を伝えるプロジェクトとして、2014年『Dream Linking☆つなぐ夢、千年忘れない』(朝日新聞出版)を出版し、全国32ヵ所とパリの「ボン・マルシェ」で写真展を開催した。広告や雑誌連載、文筆、講演、審査員や映像監督まで、国内外で幅広く活躍している。また、ドイツのライカ社より「ライツフォン(Leitz Phone)」アンバサダーに選出される。ライフワークとして、子ども達に写真を読み解く力を養う活動を続けている。

■「A girl philosophy – ある少女の哲学」 安珠 写真展
会期:2023年1月18日〜2月12日
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
時間:11:00〜19:00 (最終入場 18:30)
休日:無休
入場料:無料
公式サイト:https://nexushall.chanel.com/program/2023/anju

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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