TIDE、藍嘉比沙耶、小森紀綱、3人のペインターによるグループ展「ART FAIR HENKYO 2023」が3月10日から3日間限定で開催

アートギャラリーHENKYOは、新たに所属作家に迎えた小森紀綱、TIDE(タイド)、藍嘉比沙耶の3人のペインターによるグループ展「ART FAIR HENKYO 2023」を開催する。会期は3月10〜12日の3日間。完全予約制で、HENKYOのウェブサイト内のフォームから予約が必要。

TIDE
1984年生まれ。20 代前半に滞在していたオーストラリアで漫画家・歴史家の水木しげるの作品に出会い、独学で絵を描き始める。2009年に東京に戻り、アーティストとしての活動を本格的にスタート。当初は点描画をはじめとした鉛筆画を中心に制作をしており、一貫してモノクロームの世界を描き続けてきた。以降、表現力の高い絵画的 アプローチに目覚め、スケール感のあるキャンバス上での実験を続けながら、水彩絵の具やアクリル絵の具などを使用した新しい技法を模索し、徐々にレパートリーを増やし現在のスタイルに至る。TIDEの作品は、1つのキャンバス上で2次元と3次元のモチーフを組み合わせながら、子供時代の原風景やノスタルジアといった普遍的なテーマを混在させ、独自の絵画世界を確立している。

藍嘉比沙耶
1997年生まれ。自身の生まれた前後に日本で制作されたアニメーションに登場するキャラクターを主に参考にし、それらの形態を彷彿とさせる図像を用いて絵画を制作。藍嘉比のインスピレーションは、日本における価値観や文化の普及において、イラストによるストーリーテリングが果たす大きな役割を反映している。

森紀綱
1997年生まれ。諸宗教の宗教的対象や古典絵画のアトリビュート (特定の人物や神々に帰属する対象物)を“シミュレーショニズム” という絵画系譜の中で引用することで形而上学的絵画を制作している。小森の絵画制作は図像解釈や理論構成、宗教倫理などエピステーメから出発しており、絵画の骨組みとなる要素を複雑に張り巡らせ、時にはちぐはぐに入れ替えることでコー ドを集積させて超現実的な絵画を構築している。異なる宗教や様式をコラージュするように織り交ぜることで事物に内在していた共通項や相違が紡ぎ出されている。

■「ART FAIR HENKYO 2023」
会期:2023年3月10〜12日
会場:HENKYO
住所:東京都渋谷区上原 1-17-3-105
時間:13:00〜19:00
※完全予約制
https://henkyo.jp

author:

TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

この記事を共有