写真家・久家靖秀が写真展「In front of near before」を2月8日から開催 東京・目黒の「BOOK AND SONS」で

東京・目黒の「BOOK AND SONS」 は、2月8日から27日まで写真家・久家靖秀の写真展「In front of near before」を開催する。本展では、1Fと2F のスペースを使用して約20点の写真に加え、冨井大裕と椋本真里子の作品も展示する。

本展に関して久家は次のようにコメントする。

きっかけは、昨年みた冨井大裕さんの展示でした。
既製品の組み替えからなる数々の作品が展示され、その場をとりかこむ 2800 枚あまりの「今日の彫刻」と題された写真たちに衝撃を受けました。

椋本真里子さんとお話しした際には、巨大建築と環境のあいだにある、人為的境界や近代遠近法的による建築思想についての、斬新で楽しい視点を教えていただきました。

「写真は彫刻である」
「近代の遠近法による進化論的時間意識の再考」

そうして発想されたテーマは、「In front of near before 」共感の手前にある境界面と遠近法の辻褄について。

「In front of near before」というタイトルは、Google 翻訳だと「前に近い前に」、DeepL 翻訳では「手前」と翻訳されます。逆に入力しても 逆の出力はされませんでした。                            

久家靖秀
写真家。美術、工芸、デザイン、舞台芸術など、さまざまな創造の現場を撮影。 主な作品に『アトリエ』(FOIL)、『Mnemosyne』(HeHe)、『ニッポンの老舗デザイン』(マガジンハウス)、『デザインの原形』(日本デザインコミッティー)など。近年では、作家、クリエイターとの対話を基にした文筆活動も行う。
https://kugeyasuhide.com

■久家靖秀「In front of near before」
会期:2024年2月8〜27日
会場:BOOK AND SONS
住所:東京都目黒区鷹番 2-13-3 キャトル鷹番
時間:12:00〜19:00 
休日:水曜日
https://bookandsons.com/blog/in-front-of-near-before.php

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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