連載「The View My Capture」 Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/連載「the-view-my-capture」/ Mon, 25 Dec 2023 08:34:21 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.4 https://image.tokion.jp/wp-content/uploads/2020/06/cropped-logo-square-nb-32x32.png 連載「The View My Capture」 Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/連載「the-view-my-capture」/ 32 32 連載「The View My Capture」Vol.18 写真家・Yuki Kawashimaが異国で目にした、遠く離れた大切な誰かを思い出させてくれる「後ろ姿」 https://tokion.jp/2023/12/23/the-view-my-capture-vol18/ Sat, 23 Dec 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=218576 異国の地で目にする後ろ姿は、面影として僕に大切な誰かを思い出させてくれた。日本で見る景色とは違っているのにどこか懐かしいと感じる瞬間が、遠く離れた街にいても存在していた。

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Yuki Kawashima

Yuki Kawashima
1993年生まれ。大分県日田市出身。京都精華大学映像コース卒業後、イイノ・メディアプロに入社。スタジオワークを経験の後、2019年独立、2022年渡英。
Instagram: @yuki_kawashima0630
https://kawashimayuki.com

気鋭の若手写真家を取り上げて、「後ろ姿」という1つのテーマをもとに自身の作品を紹介する連載企画。後ろ姿というのは一見して哀愁や寂しさを感じられることが多いが、見る対象や状況によっては希望に満ちたポジティブな情景が感じられることもある。今回は、アーティスト写真やポートレート、ファッション写真を中心に、現在はロンドンを拠点に活動する写真家・Yuki Kawashimaの作品。日本を離れ、異国で生活をしている彼が、会うことができない誰かと「会えた」と感じた「後ろ姿」とは。

追憶

遠くにいる大切な誰かのことを思い出させてくれた。

2022年から日本を離れロンドンに住んでいる。

言語も文化も違う場所での生活は、これまでのあたりまえが通用しない経験と自己を見つめ直す大切な時間を与えてくれた。

孤独を感じる日々もある中で、1人でバスや電車に乗っているとふと後ろ姿を目にすることがある。

顔も表情もわからない誰かのその後ろ姿は、僕に面影として大切な誰かを思い出させてくれた。

日本とは異なる光景が日々映し出される中でも、後ろ姿やふと目にする風景には、そこに存在するはずのない遠く離れた大切な誰かや懐かしい風景が曖昧な記憶として思い浮かぶ時が存在する気がした。

それと同時に、どこにいてもそれぞれの生活があり今を生きているのだと改めて実感するのだが、誰しもが経験する出逢いや別れの中で、僕は大切な人を亡くした時に写真を通して今を切り取ることの大切さに気付くことができた。

流れゆく日々の中でとどめておきたい目に映る景色や気持ちを、写真を通して残すことによりいつでも思い出せるメモリーとしてこれからも今を切り取っていきたい。

そして僕の撮りたい写真は決してきらめいた大げさな写真ではなく、ふと誰かの記憶とリンクする瞬間にある光景を残していきたいのだと思う。

身近で大切な人を継続的に撮って作品として残したい

−−写真を始めたきっかけは?

Yuki Kawashima(以下、Kawashima):高校生の時に東京事変のLIVEを初めて目にし、一緒に仕事がしたいと思い始めました。最初はMV(ミュージックビデオ)に興味を持ち映像コースに入学したが、フィルムカメラを手にする機会がありそこから独学で写真を始めました。

−−シャッターを切りたくなる瞬間は?

Kawashima:あまり意識したことはないが、綺麗な光や残しておきたい瞬間。

−−オンとオフで愛用しているカメラは?

Kawashima:最近買ったカメラは富士フィルム X100F。デジタル、フィルムどちらも使います。

−−インスピレーションの源は?

Kawashima:実体験や音楽等。

−−今ハマっているものは?

Kawashima:自炊。

−−今後撮ってみたい作品は?

Kawashima:身近な大切な人を継続的に撮る。アイスランドなどの壮大な自然や阿蘇山の野焼き等。

−−目標や夢は?

Kawashima:親孝行。

Photography & Text Yuki Kawashima
Edit Masaya Ishizuka(Mo-Green)

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連載「The View My Capture」Vol.16 写真家・塚本倫子が被写体であるダンサーの「後ろ姿」に惹かれる理由 https://tokion.jp/2023/09/10/the-view-my-capture-vol16/ Sun, 10 Sep 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=203808 誰かの背中を意識して撮影したことはほとんどないが、作品として後ろ姿を選ぶことが多いのは、彼等の背中が美しいからなのか。ダンサーが背中で語るように、後ろ姿に惹かれるのは必然なのかもしれない。

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連載「The View My Capture」Vol.16 写真家・塚本倫子が被写体であるダンサーの「後ろ姿」に惹かれる理由

塚本倫子
1997年、東京都生まれ。2020年、多摩美術大学劇場美術デザインコースを卒業。ダンサーを被写体とするフォトグラファーとして、映像や写真作品を手掛ける。
Instagram: @rintsukamoto

気鋭の若手写真家を取り上げて、「後ろ姿」という1つのテーマをもとに自身の作品を紹介する連載企画。後ろ姿というのは一見して哀愁や寂しさを感じられることが多いが、見る対象や状況によっては希望に満ちたポジティブな情景が感じられることもある。今回は、主にダンサーを被写体とした撮影で活躍する写真家・塚本倫子の作品。彼女がダンサーを撮影していく中で、意識はせずとも彼等の「後ろ姿」に惹かれる理由を探る。

踊り、躍る

高校で舞台撮影を頼まれたという小さな出来事が、ダンサーを写真、映像作品として表現する今の自分の基盤と強く繋がっている。

空が、空間がキャンバスならば、ダンサー達は絵の具のようである。

その美しく鍛えられた身体で描かれる作品を、ファインダーを通してなぞっていく感覚は絵を描く行為と重なる。

これまで人の背中を意識して撮影したことはないけれど、作品として見た時に後ろ姿を選ぶことが多い。

人の肉体の中心である背中、背骨が大きく、まるでバネのようで美しいからだろうか。

多くのダンサーが背中で語りかけてくるように、私が彼等の後ろ姿に惹かれる理由は目に見えてわかるのだ。

世界を旅しながら、各国のダンサーを撮り続けたい

−−写真を始めたきっかけは?

塚本倫子(以下、塚本):親がデジカメや「写ルンです」で愛犬をよく撮っていて、その影響で幼少期から自然とカメラに触れる機会が多かったです。それから中学、高校と学校にカメラを持ち込むようになって、友人や先生、風景なんかをよく撮るようになりました。

−−シャッターを切りたくなる瞬間は?

塚本:残したい瞬間が見えたら撮っています。

−−オンとオフで愛用しているカメラは?

塚本:「ソニー」α7c、「リコー」RT-550 DATE、「ペンタックス」MX、壊れかけのBiGmini、iPhone

−−インスピレーションの源は?

塚本:映画、舞台、夢

−−今ハマっているものは?

塚本:漫画、ドライブ、ピアノ

−−今後撮ってみたい作品は?

塚本:ドローンの資格を取得して、恐れず空撮に挑みたいです。映像ならドキュメンタリー作品を撮ってみたいです。

−−目標や夢は?

塚本:世界を旅しながら、各国のダンサーを撮り続けることです。

Photography & Text Rinko Tsukamoto
Edit Masaya Ishizuka(Mo-Green)

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連載「The View My Capture」Vol.15 写真家・八木咲が見る「後ろ姿」と被写体が見ている世界 https://tokion.jp/2023/08/22/the-view-my-capture-vol15/ Tue, 22 Aug 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=191569 あなたが見ている世界をあなたごと見ると、世界が光に満ちていることに気が付く。あなたが光の中にいることで、私は闇の中にいても世界と繋がることができる。

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気鋭の若手写真家を取り上げて、「後ろ姿」という1つのテーマをもとに自身の作品を紹介する連載企画。後ろ姿というのは一見すると哀愁や寂しさを感じることが多いが、見る対象や状況によっては希望に満ちたポジティヴな情景が感じられることもある。今回は、雑誌やアーティストの撮影を中心に活躍する写真家・八木咲の作品。彼女が「後ろ姿」を通して、被写体である“あなた”が見ている世界を見た時に、感じたこととは。

八木咲
埼玉県出身。日本大学芸術学部写真学科卒業。2022年に公開されたドキュメンタリー映画『重力の光:祈りの記録篇』では撮影監督を担当した。
Instagram:@yagisaki_
http://sakiyagi.com

光の中で

あなたと一緒にいるとき、少し後ろであなたが見ている世界をあなたごと見る。

そうすると、世界が光に満ちていることに気が付き、その時間は少しだけ光に触れることができる。

あなたが光の中にいることで、わたしは闇の中にいながら世界と繋がることができる。

同じ世界を生きているから。同じ世界と繋がっているから。

わたしたちはバラバラのまま生きていて、それぞれの目をもちながら同じ世界をバラバラに記憶している。

バラバラのまま繋がりたいと思っているので、わたしの目はあなたの目にはなれない。

だけどあなたの見ている世界を信じたい。

あなたの見ているわたしを信じたい。

そうやって今日も少し離れて、あなたの後ろ姿を眺める。

あなたの見ている世界はどんなひかりだろうか?

忘れそうなことを忘れないでいたいと思う時に、シャッターを切る。

−−写真を始めたきっかけは?

八木咲(以下、八木):実家が写真館ということもあって、気が付いた時には写真を撮っていました。

−−シャッターを切りたくなる瞬間は?

八木:忘れそうなことを忘れないでいたいと思う時。

−−オンとオフで愛用しているカメラは?

八木:特に決まったカメラはないですが、なにかしらのカメラはいつも持ち歩いています。

−−インスピレーションの源は?

八木:夜明け前や森の静けさ、水の中で浮かんでいる時など静かな時間にいろいろなことを考えます。

−−今ハマっているものは?

八木:今拠点にしている場所は人や車の音が絶えないので、湯船に水をはって耳まで入り、自分の呼吸を聞きながら耳を休ませています。

−−今後撮ってみたい作品は?

八木:今は特に思いつきません。日々を過ごしていく中で見つけると思います。

−−目標や夢は?

八木:平和を探すこと、小さな平和を繋ぐこと。

Photography & Text Saki Yagi
Edit Masaya Ishizuka(Mo-Green)

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連載「The View My Capture」Vol.14 写真家の顔も持つミュージシャン・斉藤雄哉が見る「後ろ姿」と、そこにある心地良いと思える瞬間 https://tokion.jp/2023/05/30/the-view-my-capture-vol14/ Tue, 30 May 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=186902 僕は他の人より後ろ姿を見ている時間が長い気がする。その表情は見えなくてもその人の放つ音や空気、仕草、リズムなどから感情は伝わってくるものだし、そういう瞬間に心地良さを感じることも多い。

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気鋭の若手写真家を取り上げて、「後ろ姿」という1つのテーマをもとに自身の作品を紹介する連載企画。後ろ姿というのは一見して哀愁や寂しさを感じられることが多いが、見る対象や状況によっては希望に満ちたポジティブな情景が感じられることもある。今回は、バンド「yonawo」のギタリストとして活動しながら、作品のアートワークやオフィシャルグッズのルック撮影も手掛けるなど、写真家としての顔も持つ斉藤雄哉の作品。彼が見る「後ろ姿」と、そこにある心地良いと思える瞬間を収めた作品を紹介する。

斉藤雄哉
1998年、福岡県出身。2019年にメジャーデビューを果たし、フジロックフェスティバルやサマー・ソニックをはじめ日本を代表する野外フェスティバルにラインアップされるバンド「yonawo」のギターを務める。高校時代から独学で写真を撮り始め、今では10台以上カメラを保有しているほど生粋の愛好家。「yonawo」のアートワークや、グッズのルック等の撮影も手掛ける。
Instagram:@juriank

instrument

レコーディングしながら人の背中を眺める。

僕は他の人より後ろ姿を見ている時間が長い気がする。移動中やレコーディング中は、同じ人の背中を何時間も見ている。まあまあカオスな空間だ。

人の情報のほとんどは顔から伝わってくるけど、顔が見えない状態でも相手を知ろうとすることはできる。その人の放つ音や空気、仕草、リズムからも感情は伝わってくるものだ。

時にそれは、姿がそこになくてもそこにいた痕跡から感じられることだってある。

今の世の中は情報が多すぎるし早すぎてうんざりすることもあるけど、たまに時間が止まったように感じる瞬間を見つけられる。

僕にとって余計な情報から離れて1人でいる時や移動中は、喧騒やカオスの中でも安心できたり、心地良いと思える瞬間があったりする。

そういう小さな安らぎを得るために、これからも音や空気に目と耳を傾け続けたい。

初めて訪れる場所や、自分の知らない土地の風景を撮ってみたい

−−写真を始めたきっかけは?

斉藤雄哉(以下、斉藤):高校の頃に、母が昔使っていた「オリンパス」PENを借りて使い始めたのがきっかけです。

−−シャッターを切りたくなる瞬間は?

斉藤:相手がカメラに気付いていないか、自然体でいる時。

−−オンとオフで愛用しているカメラは?

斉藤:「コンタックス」T2、「ライカ」DⅢ、iPhone

−−インスピレーションの源は?

斉藤:音と食事です。

−−今ハマっているものは?

斉藤:Netflixの「Formula 1」というドキュメンタリーを見ることと、フットサルです。

−−今後撮ってみたい作品は?

斉藤:仕事でいろいろな場所に行くので、初めて訪れる場所や知らない土地の風景を撮ってみたいですね。

−−目標や夢は?

斉藤:正直でいること。

Photography & Text Yuya Saito
Edit Masaya Ishizuka(Mo-Green)

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連載「The View My Capture」Vol.13 写真家・Sean Hazenがライフワークである旅の記録の中から写し出す「後ろ姿」 https://tokion.jp/2023/05/15/the-view-my-capture-vol13/ Mon, 15 May 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=183635 自分が心地いいと思う距離と角度を探しながら、彼等が日常を生きていることで作られる風景を受け入れて絵という1つのピースがハマった瞬間を納めた形が「後ろ姿」の作品になったのだろう。

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気鋭の若手写真家を取り上げて、「後ろ姿」という1つのテーマをもとに自身の作品を紹介する連載企画。後ろ姿というものからは一見して哀愁や寂しさを感じられることが多いが、見る対象や状況によっては希望に満ちたポジティブな情景が感じられることもある。今回は、ロサンゼルスを拠点に広告やメディアで活躍する写真家のショーン・ヘイゼン(Sean Hazen)の作品。彼のライフワークである「旅」の中で記録してきた、さまざまな土地の日常に写し出された「後ろ姿」を紹介する。

ショーン・ヘイゼン
1995年、岡山県生まれ。2012年にアメリカのルイジアナに渡航。高校卒業後、2014年にサンフランシスコのカリフォルニア美術大学/California College of the Arts(CCA)でファインアーツと家具デザインを専攻する。2016年にロサンゼルスに拠点を移し、フォトグラファーとしてのキャリアをスタート。メキシコやアメリカ全土、ヨーロッパを中心とした旅をライフワークとし、その土地の日常や風景を美しく記録する。
www.seanhazen.com
Instagram:@sean.hazen

日常の後ろ姿

「後ろ姿」というテーマで、これまで撮り下ろしたアーカイブを見返し、旅をする中で正面のポートレートだけでなく、「必然的に」または「無意識に」後ろ姿の写真も撮ったのはなぜかを、過去の自分、そして作品1つ1つと改めて向き合い考察してみた。

それぞれの場所で通り過ぎていく被写体や風景を写真に収めるということは、とても優柔不断な僕にとって瞬間的な小さな決断の積み重ねだと思っている。

その上で人物を撮る場合、彼らに意識を向けてもらうか自然な状態を撮るかどうかは最初の分かれ道だ。

どうしてもその人のポートレートを撮らせてもらいたいと思いコンタクトを取ることもあれば、声をかけずにそのままでいてもらって撮ろうとすることもある。

後者を選ぶのは、良くも悪くもフォトグラファーとして手を加えることになり「日常の風景」が変わってしまうからだ。

また、“顔”というアイデンティティがあると、写真を見る側は全体よりもそちらの情報に集中しがちになる。

映画館で映画を見るように、静止ボタンがない状態で自分が心地いいと思う距離と角度を探しながら、被写体が日常を生きていることで作られる風景を受け入れ、その1つのパズルのピースがハマった瞬間を写真に収める。

そういうプロセスが、自然とこの「後ろ姿」になったのだと思う。

僕にとって、毎回旅でひらすら撮ったものの中から自分自身でオーガニックにインスピレーションの源を生み出せることが理想

−−写真を始めたきっかけは?

ショーン・ヘイゼン(以下、ショーン):小学生の頃に親にもらったデジカメで、旅行に行くたびに記録的に写真を撮っていました。2011年ぐらいにInstagramを始めてから写真を撮って共有するというコミュニティと喜びができて、そこからずっと撮り続けています。

−−シャッターを切りたくなる瞬間は?

ショーン:何かを目指して撮ろうというよりも、自発的に旅先での日常風景や出会う人達の暮らし方や建造物、自然等に感化された時に撮りたくなります。

−−オンとオフで愛用しているカメラは?

ショーン:オンの時は中判の「ペンタックス 67」、「マミヤ RZ67」を、オフの時は「フジフィルムXpro 3」「コンタックス G1」で撮ります。

−−インスピレーションの源は?

ショーン:毎回旅でひらすら撮って、そこから自分自身でオーガニックにインスピレーションの源を生み出せるのが理想ですが、旅に行けない時は映画を見たり、美術館やギャラリーで彫刻や絵画など写真以外のいろいろなメディア作品を見たりしてインスピレーションを受けています。

−−今ハマっているものは?

ショーン:主にビカクシダやモンステラなどの観葉植物を収集すること。あとは、Instagramに出てくる料理動画を見て、自分でも今まで試したことがなかった食材等を使って料理することにハマっています。

−−今後撮ってみたい作品は?

ショーン:まだ行ったことのない中東や北欧の風景を撮ってみたい。

−−目標や夢は?

ショーン:よくメキシコに行って写真を撮っているので、作品がまとまったら写真集を制作し、合わせて展示をしようと計画しています。メキシコシティでも、別の作品の展示をしてみたいですね。夢はヨーロッパに移住することと、余裕ができたら保護犬をアダプトすることです。

Photography & Text Sean Hazen
Edit Masaya Ishizuka(Mo-Green)

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連載「The View My Capture」Vol.12 写真家・池田礼の解釈する写真を見るという行為と「後ろ姿」の連帯について https://tokion.jp/2023/03/18/the-view-my-capture-vol12/ Sat, 18 Mar 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=175142 後ろ姿を「過去」、正面の姿を「現在・未来」と考えた時、その対の関係のなかですべてのものが双方を同時に内包している。過去に意識を向けることによって、現在・未来へと繋がっていく。写真を見るという行為には、その連帯があるからこそ豊かさを感じざるを得ない。

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気鋭の若手写真家を取り上げて、「後ろ姿」という1つのテーマをもとに自身の作品を紹介する連載企画。後ろ姿というのは一見して哀愁や寂しさを感じられることが多いが、見る対象や状況によっては希望に満ちたポジティブな情景が感じられることもある。今回は大学在学中に写真を始めて、日常の風景を切り取った作品を中心に写真家として活動している池田礼。写真を見るという行為と「後ろ姿」の連帯について、彼女の解釈で表現された作品を紹介する。

池田礼
1996年、北海道稚内市生まれ。2019年、青山学院大学卒業。これまでに、個展「In Praise of Shadows (2017)」「Unknown Pleasures (2018)」を開催。
https://ayaikeda.com
Instagram:@asitusedtob

後ろ姿が紡ぐもの

後ろ姿とは、「後ろから見た人の姿」のこと。

さながら文字通りだが、今回「後ろ姿」をテーマに写真を考えるに当たって、改めて後ろ姿とは、そして後ろ姿を認識するとはどういうことか考えた。

後ろ姿には、当然その対として、正面の姿がある。

後ろ姿を「過去」、そして正面の姿とされるものを「現在・未来」と考えた時、その対の関係のなかで全てのものが双方を同時に内包している。

これはつまり、いかなる理由があっても、そこには断ち切れない関係性があり、みながそれらと共に生きているということである。

今回の主題である、「哀愁や寂しさが感じられることの多い『後ろ姿』は、対象や状況によっては希望に満ちたポジティブな情景が感じられることもある」についてだが、そう感じられることの根本は、過去の存在―自分自身の後ろ姿―を認める先に起こることにあるのではないか。

すべての行為や事象と同じように、写真は撮った途端に過去になる。

写真が写した時と、それが表すその時の姿形。

写真にはそれらをもってして、見た者にそこから生まれる感情に関連付けて過去を思考し、その蓄積を通して、現在、そして未来を更新していくことを促す一種の機能がある。

今や誰しもの手の中にある、過去の時を表すメディアを通して時間を遡ってゆくこと、そしてそれらが繋ぐ現在・未来への連続性を認める行為は、人に何を与えるのか。

過去―自身の後ろ姿―に意識を向けるということ。

意識を向けることによって、現在・未来―自身の正面の生―へと繋がっていくということ。

写真を見るという行為には、その連帯があるからこそ、豊かさを感じざるを得ないのかもしれない。

自分の人生は父親が撮った家族の写真と共に動いているということに気付き、写真に向き合いたいと思うようになった。

−−写真を始めたきっかけは?

池田礼(以下、池田):きっかけは大学生の時にカメラを買ったこと。当時は「写真を始めた」という感覚はありませんでしたが、ある時、幼少期から今まで、自分の人生は父親が撮った家族の写真と共に動いているということに気付いたことで、写真に向き合いたいと思うようになりました。

−−シャッターを切りたくなる瞬間は?

池田:特に意識することはありませんが、カメラを持っているタイミングと自分の興味が合わさった時に撮ることが多いです。

−−オンとオフで愛用しているカメラは?

池田:ともに「SONY」α7R III。

−−インスピレーションの源は?

池田:街中での出来事と本です。

−−今ハマっているものは?

池田:特にありませんが、好きなものは増えてきました。

−−今後撮ってみたい作品は?

池田:自分が写真に執着している理由を考え続けて作品を発表したいです。

−−目標や夢は?

池田:否定的になる時があったとしても、自分をとりまくものに目を凝らして、いろんなことを認めながら過ごしていければいいなと思っています。

Photography & Text Aya Ikeda
Edit Masaya Ishizuka(Mo-Green)

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連載「The View My Capture」Vol.11 国内外のファッション誌を中心に活躍している写真家・刈馬健太が表現する「後ろ姿」 https://tokion.jp/2023/02/23/the-view-my-capture-vol11/ Thu, 23 Feb 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=168553 後ろ姿とは、霞がかかっており「完全にこれだ」と把握することのできない物事だと思っている。それはミエナイものでもあるが、何か未来を見据えた時に、その時の感覚値レベルとの相性が合うことで後ろ姿を捉えられる瞬間が生まれるのかもしれない。

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気鋭の若手写真家を取り上げて、「後ろ姿」という1つのテーマをもとに自身の作品を紹介する連載企画。後ろ姿というのは一見すると哀愁や寂しさを感じられることが多いが、見る対象や状況によっては希望に満ちたポジティブな情景が感じられることもある。今回は専門学校で映像を学んだ後に写真の世界へと進み、国内外のファッション誌を中心に活躍する写真家・刈馬健太。「濃い霧の中で、何かを見つめている感覚だ」という彼が表現する「後ろ姿」とは。

刈馬健太
長野県生まれ。専門学校卒業後、単身渡米。 主に国内外のファッション誌や雑誌、ブランドヴィジュアル、アーティスト、ジャケット写真等で活躍。
Instagram @kenta_karima

ミエナイもの、

濃い霧の中で、何かを見つめている感覚だ。

後ろ姿とは、靄がかかっており「完全にこれだ」とは把握することのできない物事だと思っている。

目で見えているという感覚を視覚化し、更にはカメラというツールを通して写し出すとそれはボヤけていることになる。

それらを探ろうとしたり、理解する必要性は今の段階では感じてはいない。

その領域は人それぞれで、自然もしかり。

なので、固定観念、先入観の中で後ろ姿を、「見ている」と「見ていない」の間を追っているのかもしれない。

決してネガティヴなことを言っているのではなく、すべての物事を客観視、ヒキ絵で見ることで人生観や、生きてきた証、オーラがわかる。

それらを知り過ぎることは怖いことでもあるので、ある程度の距離感でファインダー越しにシャッターを切っている。

一見すると、シャッターを切る行為は自由と思うかもしれないがそう単純なことでもない。何か未来を見据えた時に、その時の感覚値レベルとの相性が合うことで後ろ姿を捉えられる瞬間が生まれるのかもしれない。

それは自分に対しての呪縛であり、人生観でもある。
そして宿命の楽しさでもある。

専門学校で映像を学び、卒業後に渡米した先で出会ったタイ人の映像ディレクターの言葉が写真を始めるきっかけ。

−−写真を始めたきっかけは?

刈馬健太(以下、刈馬):もともとは映像を学びに専門学校に通っていました。卒業後、単身渡米し、ロサンゼルスのとある学校でタイ人の映像ディレクターに出会い、彼からうるさく「君は写真を撮った方が良い」と言われてそのままカメラを購入しに行ったのを今でも鮮明に覚えています。今では神のお告げかも、と思っていて本当に感謝しています(笑)。

−−シャッターを切りたくなる瞬間は?

刈馬:映像を先に学んでいたのもあって、僕が視覚化するもの全てはコマ送り(映像の24、36フレーム)のような世界が目の前で映し出されていて、その1フレームの到達点が良いか良くないかが、シャッターを切るか切らないかになります。

−−オンとオフで愛用しているカメラは?

刈馬:オンは「ニコン F3」、「コンタックス G2」、「ペンタックス 67」、「マミヤ RB67」、「リコー GR1」。オフは「ヤシカ T4」、 「リコー GR1」。

−−インスピレーション源は?

刈馬:今、目で見ているすべてのコト、モノ等。

−−今ハマっているものは?

刈馬:漫画発掘、収集。ラーメン店巡り。

−−今後撮ってみたい作品は?

刈馬:作品ではないですが、写真の本質とは何かを常に考えています。今はそれを見つけている最中です。

−−目標や夢は?

刈馬:写真集作成。いずれニューヨークへ行くこと。

Photography & Text Kenta Karima
Edit Masaya Ishizuka(Mo-Green)

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連載「The View My Capture」Vol.10 映像作家や写真家として活動する西村理佐が今の気分に「後ろ姿」を重ねて見たもの https://tokion.jp/2022/09/30/the-view-my-capture-vol10/ Fri, 30 Sep 2022 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=146360 襟足や後ろ髪を目で追いながら道を歩く時、どうか振り向いてと願ったことはないだろうか。そう願うわりには声をかけることは思い留まる。声をかければ簡単に叶うものの、人はついややこしさを選択して奇跡として願ってしまうのだ。

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気鋭の若手写真家を取り上げて、「後ろ姿」という1つのテーマをもとに自身の作品を紹介する連載企画。後ろ姿というのは一見して哀愁や寂しさを感じられることが多いが、見る対象や状況によっては希望に満ちたポジティブな情景が感じられることもある。今回は写真と映像を主にクリエイティブ活動を行っている西村理佐。破滅的である自身の今の気分に「後ろ姿」を重ねた作品を取り上げる。

People avoid it even if it is established by one word.

前を歩く人の襟足や後ろ髪を目で追いながら道を歩く時、どうか振り向いてと願ったことはないだろうか。

上京して約11年が経ち、知らない街が住んでいる街になったものの、私はどこに越そうと仮住まいである意識が強い。

自分の後ろ姿は見ることができないけれど、誰かを追いかけているようで自分を追い続けているような気もする。

私は一体何を見ているのだろうか。

先頭を歩く人は誰にも振り向かれないが、いつも前を向いている証であり、対象は人とも限らない。

あまりに蒸し暑く蜃気楼が浮かぶくらいのこの東京では、人はまるで逃げるかのように涼しい箱に入っていく。そして冷やしすぎた身体をかんかん照りの太陽の下に戻すということを繰り返す。

振り向いてほしいと願うわりには声をかけることは思い留まる。ただただ願う。

祈ることと叶えることは大きく違い、人々が救われる、あるいはその気になれる要因でもある。

後前は表裏なのか。そういう時もある。

声をかければ簡単に叶うものの、人はついややこしさを選択して奇跡として願ってしまうのだ。別に要らないし、別に好きだ。

一言で成立していても、人はそれを避ける。

実際はドキュメント、ジャーナリズムと思いつつも自分の固定観念にとらわれない作品を撮ってみたい

−−写真を始めたきっかけは?

西村理佐(以下、西村):小学5年生の時にそうなんだろうなと思う日があり、その後、絵で自己満足を満たすには描くに足らないのも重なって写真に執着するようになりました。

−−シャッターを切りたくなる瞬間は?

西村:あまりなくて、いつも探しています。

−−オンとオフで愛用しているカメラは?

西村:オンもオフも「キヤノン」Mark 4や「コンタックス」 G1、「キヤノン」の古いフィルムカメラで、あと半分はジャンクとして売られているものを買って生き残っていたカメラです。

−−インスピレーションの源は?

西村:自身の私生活と非現実。客観。眠る時に見る夢。

−−今ハマっているものは?

西村:古着集め、散歩。

−−今後撮ってみたい作品は?

西村:実際はドキュメント、ジャーナリズムが一番強いと思いつつも自分の固定観念にとらわれないもの。私自身が感動する写真を撮り続けたいですね。

−目標や夢は?

西村:優しく認知されて、地元に貢献したいです。

西村理佐
1992年、北海道出身。桜美林大学映画専修卒業後、写真と映像を主にクリエイティブ活動を行う。ディレクションやプロデュースも手掛ける。
https://www.instagram.com/184184/?hl=ja
https://nishimura-risa.tumblr.com

Photography & Text Risa Nishimura
Edit Masaya Ishizuka(Mo-Green)

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連載「The View My Capture」Vol.9 写真家・青木柊野が時間線を通して写し出す、「後ろ姿」と自分との関係 https://tokion.jp/2022/08/29/the-view-my-capture-vol9/ Mon, 29 Aug 2022 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=140061 自分が撮った写真群の中の後ろ姿は僕にとって時間を分断させる。情報が少ないが故に、久しぶりにも最近の出来事にも思える。それは過去であるはずなのに、未来に後ろ姿を見ることもある。

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気鋭の若手写真家を取り上げて、「後ろ姿」という1つのテーマをもとに自身の作品を紹介する連載企画。後ろ姿というのは一見して哀愁や寂しさを感じられることが多いが、見る対象や状況によっては希望に満ちたポジティブな情景が感じられることもある。今回はアナログな手法やAI、テクノロジー技術を用いた作家活動等、新たな写真表現にも積極的に取り組んでいる写真家・青木柊野。時間線を通して、彼が写し出す写真群の中にある「後ろ姿」とは。

verhältnis dab das verhältnis zu sich selbst verhält

客観的な暦の上で、前後の両方向に向かって繰り広げられた時間線に「後ろ姿」を見る。 天体の運行や、地球の自転、公転による規則的な変化、時計の針の動き、目盛られている時間の中に点在する後ろ姿。

自分が撮った写真群の中の後ろ姿は、僕にとって時間を分断させます。それは情報量が少ないからなのか、人を特定することができないからなのか、久しぶりのような気もするし、つい最近の出来事のようにも思えます。

そういった時間線は過去であるはずなのに、未来に後ろ姿を見ることもあります。

自己が真の意味で自己であるための根拠は、それが差異を、それもそれ自身との差異であるような差異。

インスピレーションの源は、僕にとってこの世の全てかもしれない

−−写真を始めたきっかけは?

青木柊野(以下、青木):思春期に色々なものに手をつけてきましたが、一番性に合うと思ったのが写真でした。

−−シャッターを切りたくなる瞬間は?

青木: あまり意識的に撮りたいと思うことはなく、日頃から身体的に撮ることが多いかもしれません。シチュエーションというのもあまり意識することはなく、写真を作るという概念下で撮影することが多いです。

−−オンとオフで愛用しているカメラは?

青木:その日の気分で色々なカメラを使います。

−−インスピレーションの源は?

青木:この世の全て、かもしれません。

−−目標や夢は?

青木:目標ではないですが、10月14日から LAID BUG というギャラリーで新作の写真展を行います。今はそれに向けて準備を進めているところです。

青木柊野(W)
1998年、秋田県生まれ。2017年、東京工芸大学写真学科中退。2021年にW所属。国内外の雑誌や広告などで活動する他、アナログな手法からAI、テクノロジー技術を用いた作家活動など、新たな写真表現にも積極的に取り組んでいる。
https://www.aokisyuya.com
https://www.instagram.com/aoki_syuya/
https://wtokyo.co.jp/artists/syuya-aoki/

■個展(タイトル未定)
会期:10月14〜30日 ※変更の可能性あり
会場:LAID BUG
住所:東京都渋谷区代官山町2-3 B1
公式Instagram:https://www.instagram.com/laidbug_tyo/

Photography & Text Syuya Aoki
Edit Masaya Ishizuka(Mo-Green)

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連載「The View My Capture」Vol.8 写真家・富澤大輔が写し出す、いつもの日常、初めて見る日常 https://tokion.jp/2022/07/02/the-view-my-capture-vol8/ Sat, 02 Jul 2022 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=130948 故郷を離れる時に、父の形見のカメラで写した被写体はどれも大切なモノだった。父がのぞいていたファインダーを改めてのぞくことで、父の「眼差し」を感じようとしていたのかもしれない。

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気鋭の若手写真家を取り上げて、「後ろ姿」という1つのテーマをもとに自身の作品を紹介する連載企画。後ろ姿というのは一見して哀愁や寂しさを感じられることが多いが、見る対象や状況によっては希望に満ちたポジティブな情景が感じられることもある。今回は「南方書局」という版元を立ち上げ、自身で写真集や書画、額縁までを手掛ける写真家・富澤大輔。父の形見のカメラから写真に没頭するようになった彼が切り取る、さまざまな日常とそこにある「後ろ姿」。

たちぎれ

思い返してみると僕が最初に手にした自分のカメラは父の形見だった。そのカメラで写真を撮り始めたのは中学2年生の頃だったと思う。それは地元の台湾を離れ、進学のために1人で渡日することを決めた年でもあった。

自分で決めたこととはいえ、家族や友人と過ごし、増えることのない父との思い出が残る街を去ることへの感傷的な気持ちは徐々に募っていった。そしてある日、「当たり前のように過ごしているこの日常は二度と訪れないよ」という母の一言にハッとなり、引き出しにしまってあった形見のカメラで、周りの見えるものを闇雲に撮り始めたのが写真に没頭したきっかけである。

当時写した被写体のほとんどは本当にどうでもいいモノばかりだったような気がするが、それでも僕にとってはどれもとても大切なモノであった。また、父がのぞいていたファインダーから「父の眼差し」を感じようとしていたのかもしれない。

そのプロセスがどのように今の自分に関係しているのかはわからないが、カメラを持っている時はつい、ふらふら歩いてしまう。何かを見ているような、何も見ていないような。そしてただただ呆然と佇む。それを何度も繰り返し、少し進んでは翻って、来た道をもう一度歩いてみたりするのだ。

不思議なことに来たはずの道を振り返って見てみると、全然知らない道に見えたりする。そんな時、「ないはずのものがあるかもしれない」と思えたりするのである。

「生まれ育った街や街の人々、家族を記録したい」という想い

−−写真を始めたきっかけは?

富澤大輔(以下、富澤):中学卒業を機に故郷の台湾を離れて、日本の高校に通うことを決めていました。そこから生まれ育った街や街の人々、家族を記録したいという想いが強まって、父の形見であったカメラを使って写真を撮り始めたのがきっかけです。14歳頃だと記憶しています。

−−シャッターを切りたくなる瞬間は?

富澤:その日持っているカメラによってそのシチュエーションは変わる気がしています。

−−オンとオフで愛用しているカメラは?

富澤:ローライ(Rollei)35s、ライツミノルタ(Leitz Minolta) CL、スーパーセミイコンタ(Super Semi Ikonta)、ニコン(Nikon)35Ti、ミノルタ(Minolta)HI-MATIC S、フジ(FUJI)GS645等、20台前後をオンオフ関係なく使い回しています。

−−インスピレーションの源は?

富澤:カメラとカメラの操作です。

−−今ハマっているものは?

富澤:朝鮮民画、篆刻です。

−−今後撮ってみたい作品は?

富澤:鳩が撮ったみたいな写真です。

−−目標や夢は?

富澤:長く作品を発表し続けることです。

富澤大輔
1993年生まれ。2003年に父の形見としてニコンFGを譲り受ける。2010年に日本へ渡り、母方の姓「富澤」を名乗る。2019年写真集『GALAPA』『Peer Gynt』刊行、2020年写真集『新乗宇宙』刊行、2021年新聞『時代』刊行開始。2022年写真集『字』を刊行。
Instagram:@tomizawa93

■富澤大輔 写真展『字』
会期:7月18日まで
会場:ON READING
住所:愛知県名古屋市千種区東山通5-19 カメダビル2A & 2B
時間:12:00〜18:00
休日:火曜
公式サイト:https://onreading.jp
新聞型ヴィジュアル紙『時代』

Photography & Text Daisuke Tomizawa
Edit Masaya Ishizuka(Mo-Green)

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