ショップ「DAYZ」がプロデュースする初めてのイベントが、渋谷MIYASHITA PARKのギャラリー「SAI」で開催されている。
同イベントは、“The truth is out there”と題して、1990年代初頭から東京ストリートカルチャーをけん引するブランド「フォーティパーセントアゲインストライツ(FORTY PERCENT AGAINST RIGHTS)」(以下、「FPAR」)の西山徹が制作した作品が展示されている。作品も西山が当初から制作してきたTシャツだけではなく、額装やレリーフ、LEDサインなどさまざま。コロナ禍に生きる私達の「今の世界」に耳をすました内容の作品群は、ニューノーマルを目指すこれからの世界と符合する現象そのものを総称している。
東京を拠点に活動するストリートブランド「フォーティパーセントアゲインストライツ」は、シルクスクリーンによるTシャツをはじめとするアパレルを主な媒体としスローガンやメッセージを発信し、アイデンティティを構築してきた。ブランドが発信する言葉の多くは抽象的で、その解釈は見聞きした人に委ねられている。それは時に現代社会の有り様を示唆したもの、人間の業や心の裡に迫ったものなど、さまざま。本展覧会のタイトルである“The truth is out there”は、誰もが見過ごしてきた真実について言及したもの。そして、「FPAR」の言葉がリアルな世界と符合する現象そのものを総称している。
本展示では、現代社会の抱える矛盾や人間の本質に触れたメッセージをさまざまな媒体を通して発信することで、今という時代を捉え直し、まだ見ぬこれから先の時代とどのような形でコミットしてゆくか。そういったテーマについて考えさせられる展覧会となっている。
また本展のオープニングを記念した限定アイテムも「DAYZ」で発売されている。
2.「202FP-STM02S NO WAY / TEE」¥6,000
3.「202FP-HT01S BEYOND THE CHAOS / CAP」¥7,000
4.「202FP-AC01S BEYOND THE CHAOS / MASK」¥3,500