資生堂「ザ・ギンザ」から初の香水が誕生 “銀座の菩提樹の花の香り”を再現

資生堂のプレステージスキンケアブランド「ザ・ギンザ」から、初のフレグランス「ザ・ギンザ パルファム」「ザ・ギンザ オードパルファム」が誕生した。1月8日から日本国内の直営店・オンラインショップにて先行発売し、2月1日から「ザ・ギンザ オードパルファム」のみを国内免税店舗にて発売をする。

「ザ・ギンザ」にゆかりのある銀座の並木通りに咲き誇る菩提樹(リンデン)の花の香りを再現。菩提樹の花の香り基調に、トップは国産スダチの天然香料がフレッシュに香り立ち、フローラルブーケを身にまとうかのような癒しのミドルノートへ。ラストは柔らかく深みのあるムスキーな香りが広がり、三温糖の軽やかな甘みにより心満たされる安らぎの時間へと導く。

ボトルデザインは、ブランドとしてのシンプル・ミニマルな世界観に加えて、単なるスクエアではなく、フレグランスならではの“ゆらぎ”を表現。「パルファム」は、ゆらぎの表現をより可視化するため、その裏面の造形のみにオーロラ蒸着を施した。

「パルファム」のボトルは、全9工程に及ぶ過程を日本の職人が一から手作業で製作。その製作工程は、非常に綿密で、日本の伝統工芸とも言える技術の集大成である。全9工程の中の磨きの部分だけでも5工程あり、半人工、口内摺り、研磨、全てにおいてその道の熟練した職人達の手作業で行われている。

「ザ・ギンザ」のミューズを務める冨永愛は、「私にとってフレグランスは、特別な時や心の調子を整えたい時に使うことが多いです。癒されたい時や元気になりたい時、心の調和を図りたい時など、心にも影響のあるものだと思います。また、香りが記憶を呼び覚ますように、私達への影響は計り知れないと思います。『ザ・ギンザ オードパルファム』は、誇り高く、優しく、とても癒されるような香りですね。まるで自信がみなぎってくるような感覚。

私は、いま自分がどのような状況や精神状態にあるのか、そして何が必要なのかを知るために、自分自身に話しかけることを大切にしているのですが、『ザ・ギンザ オードパルファム』は、‟癒しの香りで自分自身と向き合う時をもたらし、自身の美しさを磨く“というコンセプトから誕生したと伺って、とても共感を覚えました。

私は大切な人に何かギフトを贈る時は、背景やストーリー性のあるものを選ぶことが多いのですが、このフレグランスは、ザ・ギンザがブティックとして誕生した1975年当時から銀座の並木道を彩る菩提樹の花の香りをベースにされているとお聞きして、もし誰かにプレゼントしたらそのストーリーを話すことができるので、とても素敵だと思いました」とコメントする。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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