【追記】新型コロナウイルスの影響により、東京都現代美術館は4月25日から5月11日まで臨時休館となり本展も休止となる。
【再追記】新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言延長に伴う東京都の緊急事態措置として、引き続き5月12日から5月31日(月)まで全館臨時休館となることが発表された。
【再々追記】6月1日(火)から完全予約制で展示が再開となった。再開に伴い、展覧会の会期を6月22日(火)まで延長し、会期中は休館日も臨時開館される。詳細は会場HPより確認のこと。
設立以来、テクノロジーとクリエイティブが交錯する先端領域において活動を続けてきた“フルスタック集団”、rhizomatiks(ライゾマティクス)。本展「ライゾマティクス_マルティプレックス」は、今年設立15周年を迎える、国境を越えて活躍の場を広げる同集団の美術館における初の大規模展となる。
感情やデータを切り口にネット上の不可視な事象を可視化する作品や、ELEVENPLAYやPerfumeとの「身体・パフォーマンス」をテクノロジーとデザインにより「メディア」へと変容させるコラボレーションなど、同集団が展開してきた領域横断的なクリエイションを総括するとともに、ハードウェアやロボットを用いてバーチャルとリアルを往還する新作インスタレーションの展示も行われる。
加速的な技術発達の果てに到来する社会の相貌、人間の在りようとは果たしてどのようなものだろうか。本展を訪れたあとには、そんな壮大で取り留めのない問いを受けて浮かび上がるイメージが、具体的な輪郭を帯びたものになっているかもしれない。