「シャネル」や「フェンディ」のウィメンズ・コレクションのヘッドデザイナーやクリエイティブ・ディレクターとして知られ、2019年2月にこの世を去ったファッションデザイナー、カール・ラガーフェルドの生涯を追った『評伝カール・ラガーフェルド』が6月15日に発売した。紀伊国屋書店新宿本店やジュンク堂書店池袋本店、銀座、六本木、代官山の蔦谷書店などの全国の一部書店、アマゾンや楽天などのECサイトで取り扱っていて、価格は¥3,080。
本書ではラガーフェルド本人や、高田賢三など親しかった知人38人へのインタビューを通して、ドイツの裕福な家庭で生まれ、その後フランス・パリで目覚ましい活躍を遂げた、その華やかな表舞台と裏側に迫る。ラガーフェルドと長年のパートナーだったジャック・ドゥ・バシェールとの関係や親友だったイヴ・サンローランとの確執、アンディ・ウォーホルとの交流、スーパーモデルの先駆けイネス・ド・ラ・フレサンジュとの蜜月、1980年代パリのファッションシーンの熱気とその後のエイズ禍の悲劇などから、彼の人生をひもといている。
また、ラガーフェルドの美意識の根底にある愛読書や絵画、映画、家具、親交のあったアーティストを豊富な訳註とともに紹介する。帯のQRコードからは、本書に関連する画像や動画がまとめられたサイトにアクセスすることが可能。