【追記】「六本木アートナイト2021」が開催決定 メインプログラムは村上隆が制作したドラえもんの巨大バルーンアート

【追記:8月26日】新型コロナウイルスの感染拡大により延期。今後の予定は、「六本木アートナイト2021」の公式サイトなどで随時発表する。

六本木エリアの美術館や街中を舞台に、インスタレーションや音楽、映像、パフォーマンスといったさまざまなアートを展示する「六本木アートナイト2021」が、9月23〜26日に開催される。

「六本木アートナイト」は2009年にスタート。今回は、中止となった昨年のプログラムや2月にオンラインで行われた「六本木アートナイト スピンオフ・プロジェクト」を引き継ぐ内容になっており、公式YouTubeチャンネル「RAN TV」でも発信される。

メインプログラムは現代美術家の村上隆が担当。村上が「20世紀、日本が生んだ最大のポップアイコン」と語り、これまでもコラボしてきたドラえもんをモチーフに、過去最大級となる約10mのバルーンアートを手掛けた。さらには、村上がキュレーションしたMADSAKIや細川雄太らのアーティストもドラえもんをもとに作品を制作。これら一連のドラえもんの作品は、六本木ヒルズアリーナと東京ミッドタウン、国立新美術館の3カ所で展示される。村上は「前に『ユニクロ』のコラボで僕のお花とドラえもんをやった時、アジアのお客様から見ると、 あー! やっぱ本場日本、わかってる! ドラえもん! かわいい、カッコいい!! アートとコラボ! となるが、西欧だと、村上が例のお花と日本式キャラのコラボってなんかわかんないけど良いね! みたいな。その温度差、理解の順番の差をてこにして、現代における求められてるアートの形を具体的に提示するのが本企画です」と今作のコンセプトについて語った。

なお、今回は一部の作品を先行展示したりオールナイトの開催を避けるなど、新型コロナウイルスの感染拡大防止策も行う。さらなる作品やアーティストなどの詳細は、公式サイトとSNSで順次発表していく。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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