7月16日から公開される細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』。その劇中で、主人公・内藤鈴(すず)が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>で作った自分自身の分身、歌姫「ベル」のドレスのデザインを「アンリアレイジ」のデザイナー・森永邦彦が担当した。
『おおかみこどもの雨と雪』以降、細田監督作品のキャラクターの衣装は、ずっとスタイリストの伊賀大介が担当しているが、今作ではフラワーアーティストの篠崎恵美と「アンリアレイジ」の森永邦彦が新たに衣装デザイナーとして参加する。「アンリアレイジ」はパリコレクションでも発表をしている透明なクリスタルのように輝くフォトクロミックビーズを使ったルックや、ブランドが設立当初より貫いてきたパッチワークのルックを元に、「ベル」の衣装をデザイン。アニメーションならではの現実を超えた巨大な衣装や、形状や色が常に変化し続ける衣装を手掛けた。
今作は、『時をかける少女』(2006)、『サマーウォーズ』(2009)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012)、『バケモノの子』(2015)、そして、『未来のミライ』(2018)と、過去作すべてが日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞したアニメーション映画監督・細田守の最新作。細田作品ならではのリアル×ファンタジーの絶妙なマリアージュと、かつてない圧倒的スケールの物語を実現させるため、スタッフ・キャストには、役者、音楽、デザイン、アニメーション、CGなど各ジャンルから多様性溢れる才能が集結した。