昨年オープンした、マリオット・インターナショナルのラグジュアリーホテルブランド「エディション」の日本第1号店「東京エディション虎ノ門」は、アーティストのSHUN SUDOとコラボレーションした個展“Patio(パティオ)”を開催する。会期は10月9日〜14日。
ニューヨークのストリートアートをルーツに持つSHUN SUDOは“インクルーシビティ”や“サステナビリティ”といった「エディション」の理念に共鳴するアーティストの1人。展示作品は、花や自然をモチーフに日本の秋をイメージさせるくすんだ色使いで、あらゆる生物の生命力を感じさせる。
SUDOは展示について「山奥やジャングル、サバンナに行かずとも僕らのまわりでは、当たり前のように花が咲き、虫がいて、鳥が羽ばたいている。東京という都会で暮らしながら、そんな1つひとつの生命の力強さ、きらめきに触れるたび、彼らとともに生きていることをとても心強く、そして幸せに感じる。ふと目に飛び込んでくる、なにげなく、かけがえのない生命の躍動を描きたいと思った」と制作の原動力の一端を語った。
SUDOは1977年、東京生まれのアーティストで、和を想起させる水墨画的な繊細なタッチやストリートのポップさの他に、映画や音楽、アニメ、スポーツなどからのインスピレーションから生まれる多彩な“生物”にフォーカスした作風で知られる。これまでに、国内外で個展を開催しながら、NYやマイアミなどで描いたアートウォールも話題になった。「ナイキ」や「アップル」「ソニー」などの企業とのコラボレーションも多数手掛けている。