「第39回毎日ファッション大賞」が発表 大賞は「トモ コイズミ」の小泉智貴、新人賞は「CFCL」の高橋悠介

毎日新聞社は、「第39回毎日ファッション大賞」の受賞者を8月29日に発表し、大賞は「トモ コイズミ」デザイナーの小泉智貴が受賞した。そのほか、新人賞・資生堂奨励賞は「CFCL」クリエイティブディレクターの高橋悠介、長らくファッション業界の発展に寄与するグループやジャーナリストに送られる鯨岡阿美子賞は「リトゥンアフターワーズ」デザイナーの山縣良和が主宰するここのがっこう、年間を通じてファッション文化に貢献すると同時に社会的インパクトを残した人や企業を表彰する話題賞はスノーピークがそれぞれ受賞。また、昨年10月に逝去した高田賢三の功績を称え、同社はファッション文化特別賞を新設した。

小泉は1988年生まれで、2011年に「トモ コイズミ」を設立。小泉がSNSに投稿したカラフルなフリルのドレスが世界的なスタイリストのケイティ・グランドの目にとまり、彼女等のサポートにより自身初となるファッションショーを2019年にニューヨークで開催した。今年7月には2022年コレクションを京都の二条城で発表したほか、「東京2020オリンピック」の開会式で国歌斉唱を担当したMISIAの衣装も手掛けた。なお、2019年の「第37回毎日ファッション大賞」では、選考委員特別賞を受賞している。

高橋は1985年生まれで、文化ファッション大学院大学修了後、2010年に三宅デザイン事務所に入社。2013年から6年間にわたって「イッセイ ミヤケ メン」のデザイナーを務めた。2020年に同社を退社後、「CFCL」を設立。3Dコンピューター・ニッティングの技術を中核としながら、島精機製作所のホールガーメント機や再生繊維を用いて無縫製ニットを制作している。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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