批評家の伏見瞬による『スピッツ論』が発売 「分裂」をキーワードに彼等の魅力に迫る

批評家/ライターの伏見瞬による『スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック』(イースト・プレス)が、12月17日に全国の書店などで発売する。定価は¥1,870。

今作では、「分裂」をキーワードに掲げ、「なぜ、スピッツはこれほどまでに愛されるのか?」を9章に渡って論じる。ポップでマニアック、優しくも恐ろしく、爽やかにエロティックなスピッツの魅力を、メンバー自身が書いた文章やインタビュー、草野マサムネによる歌詞なども踏まえながら紐解いていく。

目次は下記の通り。
第1章 密やかさについて ─ “個人”と“社会”
第2章 コミュニケーションについて ─ “有名”と“無名”
第3章 サウンドについて ─ “とげ”と“まる”
第4章 メロディについて ─ “反復”と“変化”
第5章 国について ─ “日本”と“アメリカ”
第6章 居場所について ─ “中心”と“周縁”
第7章 性について ─ “エロス”と“ノスタルジア”
第8章 憧れについて ─ “人間”と“野生”
第9章 揺続(グルーヴ)について ─ “生”と“死”

伏見瞬は、音楽をはじめ表現文化全般に関する執筆を行いながら、旅行誌を擬態する批評誌『LOCUST』の編集長を務めており、今作が初の単著となる。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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