「MUTEK.JP」が新たな体験型デジタルアートイベントを開催 ライゾマティクスやMIKIKO率いるELEVENPLAYによる新作など8点を上映

「MUTEK.JP」は、体験型アートイベント「エターナル アート スペース」を3月12~20日にパナソニックセンター東京のAスタジオで開催する。期間中は、50分の上映を1日に7回行う。

エターナル アート スペース」では、パナソニック協力のもと、高精細な最先端技術を駆使したプロジェクターを設けた空間で、国内外のアーティストが手掛けるデジタルアート計8作品を上映する。

国内からは、ライゾマティクスと演出振付家のMIKIKO率いるダンスカンパニーのELEVENPLAYが新作を発表。大型の映像装置を備えた空間で、コンピュテーションが生み出す光とダンスの融合によって新たな身体表現を創出する。

昨年の東京2020オリンピック閉会式の演出も担当した画家の中山晃子は、泡に焦点を当てた『泡沫の形』の新作を、日本の音楽家・ピアニストの澤渡英一が手掛けた音楽とともに発表する。

THINK AND SENSE & Intercity-Expressは、京都の建仁寺・両足院の副住職である伊藤東凌の協力のもと禅をテーマにした作品『Stillness』を制作。また、4月から開催される没入型体験ミュージアム「イマーシブミュージアム」より、印象派を代表するモネの『睡蓮』をテーマに特別編集した作品を初公開する。

海外からは、AIを活用して異空間を作り出すトルコ出身のメディアアーティストのレフィーク・アナドールが出演。また今年の北京2022オリンピックの開会式のプロジェクション演出を担当した中国のデジタルアーティストのカオ・ユクシィと、香港のサウンドアーティストのローレンス・ラウ によるコラボプロジェクト『Dimensional Sampling』も日本初公開する。

その他、カナダのサブリナ・ラテが、絶滅した植物種の標本が展示された、テクノロジーと有機物の融合から生まれた生態系シミュレーション作品『FLORALIA Ⅱ』を、フランスのデジタルアーティストのマオティックがリアルタイムのデータの波で自然を表現した『FLOW』を日本で初披露する。

■エターナル アート スペース
会期:3月12~ 20日
会場:パナソニックセンター東京 Aスタジオ
住所:東京都江東区有明3-5-1
時間:1回目 11:00~11:50
2回目 12:30~13:20
3回目 14:00~14:50
4回目 15:30~16:20
5回目 17:00~17:50
6回目 18:30~19:20
7回目 20:00~20:50
入場料:一般 ¥2,000 / 高校生・大学生 ¥1,500 / 中学生以下 無料
Webサイト:https://eternalart.space

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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