「MR.BROTHERS CUT CLUB」が海外進出 アメリカ1号店をLAにオープン

日本発バーバーショップ「MR.BROTHERS CUT CLUB(ミスターブラザーズ・カットクラブ)」が海外初出店となるアメリカ1号店をダウンタウンLAにオープンした。

「Mr Brothers Cut Club」は、2015年に東京・原宿で創業以来、タトゥースタイルとフェードといったアウトローなスタイルで、独自のスタイルを確立してきた。「10年以上前に見た本場カリフォルニアのバーバーのスタイル、全身にバーバーのモチーフのトラディショナルタトゥー、バリカンを使ったヘアカット、レザーでのクリーナップに衝撃を受けて、2015年、昔から大好きだったアメリカンカルチャーを取り入れた『MR.BROTHERS CUT CLUB』を原宿に立ち上げました。1号店を立ち上げた当初は、全身タトゥーが入ったバーバーなんて周りから無理だと言われ続けました。今では国内5店舗になりカルチャーとして根付いてきました」と代表の西森友弥は語る。

1923年に建てられたビルに位置するLA店は、ミッドセンチュリーのバーバーチェア、オールドスクールなメモラビリアや大正ロマンスタイルのディテール、日本の木彫りの欄間などを使用し、日本の伝統とアメリカのモダンなデザイン要素を盛り込んでいる。店内の壁2面には日本人とアメリカ人アーティストによる作品や写真を展示しており、今後はギャラリーイベントも開催していく予定だという。

「コロナ禍の中で、長いこと夢であった本場アメリカ、ロサンゼルスへの出店も動き出し、それがとうとう形になります。古くから紳士達の情報交換の場として知られるバーバーショップ、そのコンセプトを受け継ぎ、ロサンゼルス店では日本のアートを展示したり、日本のきめ細やかな技術とサービスを紹介しながら盛り上げていきたいと思っています」と西森は話す。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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