サウンドアーティストの國本怜は、クリエイティブスタジオ「CONTRAST」で個展「静雨」を開催する。会期は6月11から26日。
同展では“静寂”をテーマに日本の伝統的な美意識と現代のテクノロジーを結びつけ、サウンドや彫刻、空間設計等、さまざまな領域を横断した新しい音響を表現する。
國本にとって日本で5年ぶりの個展となり、初の試みとなる音響絵画作品「AME」等の新作を含む最大規模の展示となる。同展のテーマである「静雨」は、梅雨という日本特有の気候から四季のうつろいに着目し、雨がもたらす静寂と精神性を再解釈する。地上と地下の2フロアの空間を利用したインスタレーションを通して、新しい音響体験ができる。
國本は1991年NY出身で東京育ちのサウンドアーティスト。慶應義塾大学文学部美学美術史専攻を卒業後、2017年からNYの在住した後2021年に帰国。アメリカ、台湾、アラブ首長国連邦をはじめ、国内外でサウンドインスタレーション作品を発表し、ライヴパフォーマンスを行っている。