「ジル サンダー」から写真家、クリス・ローズによる写真集『パリ』がリリース

2017年よりルーシー&ルーク・メイヤーがクリエイティブ・ディレクターを務めている「ジル サンダー(JIL SANDER)」より、写真集『パリ(PARIS)』を6月17日から発売する。

本写真集は、ルーシー&ルーク・メイヤーがアーティストや写真家とコラボレーションする継続的なシリーズ作品で、3冊目。今回は、2人がともにプロジェクトを通じて親交を深めてきた写真家のクリス・ローズとのコラボレーション。

クリスが、2022春夏コレクションのビジュアル制作において、インスピレーションとなったパリの街が舞台となっている。

衣服や身体の一部や都市の細部などを、演出を一切使わずにクリスが本能的に捉えた写真からは、ルーシー&ルーク・メイヤーの美意識の背後にある創作過程や意図を感じ取ることもできる。

そして、パリだと見分けがつかないように切り撮られた街並みからは、特定の場所というよりもむしろ印象として、都市性やひとびとがともにいることや自由であることへの願いや欲求も写し出されている。

発売にあたりルーシーとルークは、「これらのプロジェクトを行う上でもっとも充足感を感じる点は、作家や私達のチームと密接に協力することです。そして、クリスと私たちは親和性が高く、彼が私達のビジョンの境界を広げてくれることを非常に嬉しく思っています」と話す。

発売はJIL SANDER PUBLISHINGからで、「ジル サンダー ブティック表参道」「ジル サンダー」オフィシャルサイト「ゾゾタウン」にて取り扱い、価格は¥20,900。

■『パリ』
写真:クリス・ローズ
発売日:2022 年6月17日
サイズ:245 × 320 × 20 mm
ページ数:108 ページ(ハードカバー)
出版:JIL SANDER PUBLISHING
価格:¥20,900

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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