われわれの日常生活に寄り添うように支えてくれているインテリアグッズ。普段はあまり意識せずに使っているものだけど、せっかくならば愛着を持てるものをそばに置いておきたいところ。
そこで今の気分にフィットし、手に入れたいアイテムをTOKION視点でピックアップする「Tokyo Wish List」では、スケートボードカルチャーから生まれたインテリアグッズを集めてみた。「これどこの?」と聞かれるようなクールなものばかり。
core
スケートボードの廃材がスツールとなって生まれ変わった
スケーターの顔も持つアーティストの石渡誠によるプロジェクト「コア(core)」。このブランドは、使い古されたり壊れてしまったスケートボードデッキを再構築してまったく新しいものを作り出している。その仕上がりは、インテリアというよりも芸術作品だ。本作は、「コア」を象徴するアイテムでもあるスツールで、光沢あるコーティングが美しく、小ぶりなサイズ感も嬉しい。オリジナルで組み上げられた脚と、1点モノの廃材が見事に調和している。スツールとしてはもちろんのこと、植木や本置きとしても使えたりと、その使い方はあなた次第。
OGAWA YOHEI × NOTEWORKS
サイズは、W19cm × H13cm × D15cm
部屋を彩る廃材から生まれたブックスタンド
2006年より活動をスタートした「ノートワークス(NOTEWORKS)」は、“RE think”をテーマに、ハンドメイドで制作した日用品を提案している。その代表作は、以前も紹介したオリジナルの額ぶちなのだが、今回はスケートボードのランプをオマージュしたブックスタンドをピックアップする。本作は、独創的なタッチで人気を得てる画家のオガワ ヨウヘイの作品が、側面にレザー加工で落とし込まれているのが最大のポイントで、他にもアーティストによるドリップ加工も施されるなど、コラボレーション作品となっている。さらに面の部分は廃材がパッチワークで組み合わせており、1点1点味が違うのも魅力的だ。その存在感は、そのままインテリアとしても十分ではないだろうか。東京都世田谷区には「ノートワークス ラボラトリー(NOTEWORKS LABORATORY)」の実店舗があるので、ぜひとも直接手に取ってみてほしい。
TAMILAB
サイズは、W3.8cm × D4.3cm × H58.8cm
スケートボードデッキから削り出された世界に1つだけの靴べら
田宮興による日本の靴べらブランド「タミラボ(TAMILAB)」からリリースされているユニークな本作はなんと、使い終わったスケートボードデッキから作られている唯一無二の作品。まさに素材を生かしたデザインなので、ベースとなったスケートボードデッキの削り出す部分によって、表情や色合いが異なっているのがポイントだ。そしてその仕上がりも芸術品のような滑らかで美しいのがクールだ。靴べらとは本来、収納するなど隠された日用品だが、このデザインならば玄関の目立つところに置いて楽しむこともできるはず。お値段も手頃なので、友人のプレゼントにもおすすめだ。