人気アーティストの作品をコーディネートに取り入れる――連載「Tokyo Wish List」

日に日に暑さが増す中でコーディネートは日々、シンプルになっていくもの。そこでオシャレの鍵になってくるのが、スタイルの中にどんな個性的なアイテムを取り入れるかだ。そこで今の気分にフィットし、手に入れたいアイテムをTOKION視点でピックアップする「Tokyo Wish List」では、人気イラストレーターやアーティストとコラボレーションしたアイテムにフォーカスする。どれもアーティストによる作品が落とし込まれているだけあって、アート性の高い仕上がりだ。あなたはどの作品がお気に入り?

BEAUTY&YOUTH × Eizin Suzuki

鈴木英人の1980年代の作品をTシャツにリアレンジ

これからの季節に重宝するTシャツこそ、アート性の高いデザインを選びたいところ。そこで注目したのは、イラストレーターの鈴木英人の作品を落とし込んだこちらのTシャツ。鈴木英人は、山下達郎のレコードジャケットをはじめ、1980年代から今なお活躍する人気イラストレーターだ。Tシャツは、「ビューティ&ユース(BEAUTY&YOUTH)」のオリジナルボディで、シルケット加工が施された光沢感がポイント。使用されている作品は、鈴木英人が1980年代に発表したもので、美しい色彩が魅力的だ。まさに暑くなる夏に最適な1着だ。おすすめのコーディネートはもちろん、作品が映えるように、バックパックなどは背負わずにショーツで合わせたい。その際は、いつもよりワンサイズ大きめを選ぶのがいい。

ユナイテッドアローズ カスタマーデスク 0120-559-652

TEMBEA × Masanao Hirayama

平山昌尚の笑顔にしてくれるイラストがお財布に

独特なタッチで描かれるユーモアある作品が魅力の人気アーティスト、平山昌尚。その作品は、Tシャツをはじめ、さまざまなファッションアイテムに落とし込まれているのだが、今回はその中でも珍しいであろう、財布をピックアップ。手掛けているのは、バッグをはじめ、普遍的なアイテムが高い人気を得ている「テンベア(TEMBEA )」。牛革の表面をミラー加工にしたメタリックなボディに、平山昌尚ならではの思わずクスッとするイラストが描かれている。そのイラストのインパクトもさることながら、使い勝手もよく、ボディは汚れにくいのも嬉しい。これなら財布としてはもちろんのこと、小物入れにもぴったり。いつも使うカバンに潜ませておくのはいかがだろうか。

テンベア トウキョウ 03-3405-5278

Diaspora Skateboards × Yu Nagaba

長場雄の味わい深い手描きロゴをTシャツに

東京発のスケートボードクルー、「ディアスポラスケートボーズ(Diaspora Skateboards)」が手掛けるブランドから、人気の高いロゴTシャツをハンドライティングで仕上げた1着が登場。本作品を手掛けたのは、アーティストの長場雄。長場といえば、ミニマムな線画が魅力で、今回のロゴもシンプルだけども不思議と引き込まれる味がある。そして、色鮮やかなボディに白で描かれているので、爽やかな印象にも仕上がっている。スケートボード好きはもちろんのこと、メンズ、レディース問わずに着られるデザインなので、ぜひともアートが好きな人におすすめしたい。アートをファッションとして着るって、なんとも粋なスタイルではないだろうか。

ディアスポラスケートボーズ 03-6281-9529

Photography Erina Takahashi
Styling Takuya Raita

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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