国内外の作家の貴重な写真作品を、京都の歴史的建造物や近現代建築の空間に展示する「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真際」が2023年4月15日〜5月14日に開催する。
11回目を迎える同イベントのテーマは“BORDER(境界線)”で、京都文化博物館別館や二条城 二の丸御殿台所、藤井大丸ブラックストレージ等、屋内外の14ヵ所で展示を行う。
メインプログラムには、マベル・ポブレット(Mabel Poblet)、高木由利子、ボリス・ミハイロフ(Boris Mikhailov)、山田学、ココ・カピタン(Coco Capitan)、ジョアナ・シュマリ(Joana Choumali)、山内悠、セザーヌ・デズフリ(Cesar Dezfuli)、松村和彦、ロジャー・エーベルハルト(Roger Eberhard)、パオロ・ウッズ&アルノー・ロベール(Paolo Woods& Arnaud Robert)、デニス・モリス(Dennis Morris)、石内都、頭山ゆう紀が参加する。
© Joana Choumali, 2022
© Yu Yamauchi
左:2016年8月1日、地中海の救助船上で撮影。
右:2019年2月8日、イタリア・ラマッカで撮影。
© César Dezfuli
© Kyoto Shimbun Newspaper
© Dennis Morris
© Anna Boyiazis
© Ishiuchi Miyako
© Yuhki Touyama
これからの活躍が期待される写真家やキュレーターの発掘と支援を目的にした公募型アートフェスティバル「KG+」も同時開催する。来場者の参加型プログラムも実施する予定だ。
また、今回から姉妹イベントとして、ミュージックフェスティバル「KYOTOPHONIE」の第1回も開催する。「調和」「多様性」「交流」「探求」をキーワードとし、イベントを通じた繋がりや対話、体験を生み出すことを目的とし、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETTA)」がメインスポンサーとして参画する。京都市内の寺院や庭園、クラブ等で「KYOTOGRAPHIE 2023」開催期間中の週末とゴールデンウィークに行う。10月7〜9日の3日間、天橋立特設会場での秋開催も予定している。
サプライズとして、アフリカの伝統音楽と現代のサウンドを融合させた音楽をポップシーンに広めた、サリフ・ケイタが、4月16日のオープニングイベントとして東福寺塔頭の光明院で、4月23日には金剛能楽堂でアコースティック・ライヴを行う。
その他にも、パリのインディレーベル「Nø Førmat!」のアーティストを始めとする、新しいコンセプトの「ミュージックフェスティバル」に挑むパフォーマーを招聘。ルーカス・サンタナ(Lucas Santtana)、中野公揮、吉田簑紫郎、EUTRO 、TRIO SR9、ラ・チカ(LA CHICA)、サンドラ・ンカケ(Sandra Nkake)、ヴァンサン・セガール(Vincent Segal)、バラケ・シソコ(Ballaké Sissoko)、ピエル・ファッチーニ(Piers Faccini)等が出演する。
■KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023
会期:2023年4月15日〜5月14日
会場:京都市内各所
公式サイト:https://www.kyotographie.jp/
■KYOTOPHONIE
会期:2023年4月15日〜5月14日の週末およびゴールデンウィーク、10月7〜9日
会場:京都市内各所
公式サイト:https://www.kyotophonie.jp/