冥丁が二十四節気をテーマにしたミニマル・ピアノ・アンビエント作品を発表

広島在住の音楽家・冥丁が、「余白をしつらふ」をテーマに日本の伝統と感性を反映させた世界を創作する“WARA”のために制作した「室礼(しつらひ)」をデジタル配信限定でリリースした。

同作は“WARA”の思想を体現する音楽として制作した。日本の四季をさらに6つに分けた暦「二十四節気」の「立春」「立夏」「立秋」「立冬」をテーマに、時の移ろいの抒情性を表現したミニマル・ピアノ・アンビエント小曲集だ。

タイトルの「室礼」は飾りつけること、設け整えることを意味し、その概念を体現するように間に重きを置きながら、自身がピアノを演奏し録音、編集とアレンジを手掛けた。繊細なピアノサウンドと自然音やエレクトロニクス等のさまざまなテクスチャーがデザインされた4曲は、15分という短い時間の中で小さな変化を繰り返しながらその世界観を象っていく。同作のピアノは季節によって新しい環境に囲まれる冥丁自身の存在のメタファーとしての役割も担っている。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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