「シャネル」が歌舞伎俳優の初代尾上眞秀の初舞台を記念した祝幕の制作をサポート

「シャネル(CHANEL)」は歌舞伎俳優の初代尾上眞秀の初舞台を記念し、フランスの現代アーティストのグザヴィエ・ヴェイヤン(Xavier Veilhan)がデザインを手掛け、フランスのアトリエ「モンテックス(Montex)」による刺しゅうを施した祝幕の制作をサポートした。5月2日から27日まで東京・銀座の歌舞伎座で開催される「團菊祭五月大歌舞伎」初代尾上眞秀初舞台『音菊眞秀若武者』の舞台で披露される。

祝幕はエクリュカラーのファブリックの上にマルチカラーのオーガンザをレーザーで丸くカットした直径12cmのパーツ約8,900枚を組み合わせた。モチーフはピクセルアートのような形で抽象的に形作り、仕上げにチャコールグレーのシルクオーガンザで「眞秀」の名と音羽屋の家紋である重ね扇に抱き柏が描かれている。縁の部分にはコーネリーミシンのチェーンステッチの刺繍を施した。幅25.4m、縦5.3mという巨大なスケールの幕に20色の鮮やかなオーガンザを組み合わせ、伝統的な刺繍の技法と職人技を表現した。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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