「シャネル・ネクサス・ホール(CHANEL NEXUS HALL)」は新鋭のキューバ人アーティスト、マベル・ポブレット(Mabel Poblet)による国内初の個展 「WHERE OCEANS MEET」を開催する。同展は、4月15日からスタートする「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2023」に巡回予定だ。

Photo courtesy of Alejandro Gonzales
同展では、ポブレットが心に抱き続けてきた “水”と“海”をテーマに、キューバと日本の共通点でもある島国ならではの文化的独自性を示す。海は島国に生きる人々が旅をする時に身近にあったり、時には救われ、時には災いをもたらす存在でもある。そういった海の本質的な役割について、ポブレットは良し悪しを判断することなく、観察し、語り、問いかけている。








2.Details for the work EPHEMERAL, 2022 / Travel Diary series
3.Details for the work NON-DUALITY, 2022 / Homeland series
4.ISLAS, 2022 / Homeland series
5.SECRET GARDEN, 2022 / Travel Diary series
6.Details for the work CITY MAZE, 2022 / Travel Diary series
7.SUBLIMATION, 2022 / Buoyancy series
All photos courtesy of Alejandro Gonzales
8.マベル・ポブレット ©Eduardo Rodriguez
展示作品は「My Autumn」「Homeland」「Travel Diary」のシリーズから同展のために新たに制作された作品に加え、ビデオインスタレーション《SUBLIMATION》 (「Buoyancy」シリーズ)を紹介する。
ポブレットは写真、ミクストメディア、ビデオアート、キネティックアート、パフォーマンスアートといったさまざまな手法で制作活動を行い、キューバの現代アートシーンで活躍する若手アーティストだ。2017年の第52回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展では、《SCALE OF VALUES》が展示され注目を集めた。ポブレットの作品は、カストロ政権下のキューバで育った若い世代のアイデンティティや世界とのつながりといった、自分自身の経験に基づき、作品を通してキューバ社会と今日の世界を語り鑑賞者に疑問を投げかける。
■「WHERE OCEANS MEET」 マべル・ポブレット展
会期:3月1日〜4月2日
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
時間:11:00〜19:00(最終入場18:30)
休日:無休
入場料:無料
公式サイト:https://nexushall.chanel.com/program/2023/mabel/