長谷川白紙がフライング・ロータス主宰のレーベル〈Brainfeeder〉と契約 世界デビュー第1弾シングル「口の花火」も公開

長谷川白紙(はせがわ・はくし)
日本を拠点に活動する音楽家。2017年フリーデジタルEP『アイフォーン・シックス・プラス』を発表し、2018年10代最後にEP『草木萌動』でCDデビュー。翌2019年に1stアルバム『エアにに』、2020年に弾き語りカヴァーアルバム『夢の骨が襲いかかる!』をリリース。ポーター・ロビンソン主催のオンラインフェス「Secret Sky」やフライング・ロータスによるストリーミング番組「THE HIT」に出演するなど世界からも注目を集める。2023年7月にLAを拠点とするBrainfeederとの契約が発表され、第1弾シングル「口の花火」をリリース。知的好奇心に深く作用するエクスペリメンタルな音楽性ながら、ポップ・ミュージックの肉感にも直結した衝撃的なそのサウンドは、新たな時代の幕開けを感じさせるものに。

今年レーベル設立15周年を迎えるフライング・ロータスが主宰するレーベル〈Brainfeeder(ブレインフィーダー)〉が気鋭のミュージシャン長谷川白紙との契約を発表した。また、あわせて〈Brainfeeder〉第1弾シングル「口の花火」[英題:Mouth Flash (Kuchinohanabi)]もリリースされた。

〈Brainfeeder〉は、サンダーキャットやルイス・コール、ハイエイタス・カイヨーテなどの人気アーティストも所属する米LAを拠点とするレーベルで、長谷川が日本人としては初の所属アーティストとなる。

〈Brainfeeder〉からのリリース第1 弾となるシングル「口の花火」は、ジェットコースターのようなスピード感溢れる目まぐるしい展開を長谷川ならではのポップネスで聴かせるノンストップな楽曲となっており、ゲストにLA出身のベーシストで、実力派ミュージシャンのサム・ウィルクスを招き、よりグルーヴィなサウンドに仕上げた。ジャケットは、中国出身のビジュアルアーティストShanliangが手がけ、楽曲の歌詞イメージからインスピレーションを受け描き下ろされたアートワークとなっている。

同時にミュージックビデオも公開となり、これは映像企画「長谷川白紙 Q13」でもコラボレーションした釣部東京が手がけている。ミュージックビデオ内では、兼ねてより長谷川が注目をしていた韓国を拠点に活動するYoon Jiのダンスや、影山紗和子によるアニメーション、長谷川の「草木」のMVも手がけた現代美術家、海野林太郎によるフッテージ映像など、さまざまな異なる世界が釣部東京のCGグラフィックや花火をモチーフにしたグラフィックなどと合わさり、躍動感とスケール感溢れる斬新なビデオとなっている。

そして、初となるオフィシャルホームページも開設。これまでTwitterのみでの発信されていた長谷川の情報などがいつでも確認できるようになり、また会員限定の日記なども公開される。

【長谷川白紙コメント】
この度、Brainfeederと契約したことをお知らせ致します。そして、「口の花火」という新曲を配信開始致します!とても素敵なMVも同時に公開されます。
わたしがこれから行っていくべきだと感じていることは、わたし自身の身体による音楽の撹乱であり、首尾一貫していないものの、混沌の露呈です。この曲はまさにその皮切りとなるものだと考えています。(身体はつねに歴史にさせられ、分類される力を受けながら、つねに同時に個人による語りや歌や踊りのはざまにも位置しているように思えます。)
それを、活動を通して音楽の混沌を提示し続けてきたBrainfeederというとても重要なレーベルから出せることが本当に光栄です。
是非聴いてみてください…!頑張りました!よろしくお願いします!パシャー

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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