ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーが最新アルバム『Again』を9月29日にリリース Tシャツ付きセットも販売

ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー (以下OPN) ことダニエル・ロパティンが、待望の最新アルバム『Again』を〈Warp〉から9月29日にリリースする。CD、LP、デジタル/ストリーミング配信で世界同時リリースされ、国内盤CDにはボーナストラックが追加収録され、解説書と歌詞対訳が封入される。

LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(ブルー・ヴァイナル)、日本語帯付き仕様盤(ブルー・ヴァイナル / 歌詞対訳・解説書付)の3形態となる。さらに、国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPは、Tシャツ付きセットも発売される。

ダニエル本人の言葉を借りれば、今作は「観念的自伝」であり、メッセージであり、デジタル言語と音響的パラノイア、記憶されたものと忘れ去られたものの呪術的な逆流であり、そのすべてがOPNのトレードマークであるメロディックなタッチで表現されている。2015年の『Garden of Delete』がそうだったように、『Again』のプロジェクトは、ダニエルによる現在の自分と若い自分とのコラボレーションとしてスタートした。そこからアルバムは、当初のコンセプトには固執することなく、記憶と空想がまったく新しいものを形成するために収束する「非論理的時代物」へと成長した。このアルバムでは、音楽家ダニエル・ロパティンが時空を超えて音楽を作り、あったかもしれない世界を想像している。どのような決断がいくつの現実を閉ざしたのだろうか?そのような別世界ではどのような音が生まれただろうか?

キャリアを通して、芸術性の高いアートワークに定評があるOPNだが、今作ではダニエルと共に考えたコンセプトをもとにマティアス・ファルドバッケンが制作した彫刻作品がフィーチャーされ、ヴェガード・クリーヴンが撮影した写真をカバージャケットに採用している。パッケージと全体のデザインは、ダニエル・ロパティンとアパレル・ブランドのOnline Ceramics (Elijah Funk & Alix Ross) によって新たに立ち上げられたコラボレーション・プロジェクト、Memoryが手掛けている。

OPNは、2023年の海外ツアーで『Rebuilds』と題した新しいソロ・ライヴを行った。このライヴでは新たな音源に調和するように代表曲を再構築し、長年のコラボレーターであるネイト・ボイスがヴィジュアルを担当。ネイトは、新しいリアルタイム・アニメーション・システムを開発し、10年以上前の初期のコラボレーションにまで遡ってグラフィックを更新した。2024年には、ビデオ・アーティストのフリーカ・テットとのコラボレーションによる全く新しいライヴ・ショーが計画されており、世界各地で公演が予定されている。

Tracklist
01. Elseware
02. Again
03. World Outside
04. Krumville
05. Locrian Midwest
06. Plastic Antique
07. Gray Subviolet
08. The Body Trail
09. Nightmare Paint
10. Memories Of Music
11. On An Axis
12. Ubiquity Road
13. A Barely Lit Path
+ Bonus Track

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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