TOKION EDITORIAL TEAM ブリストルと東京を拠点に、ライヴパーフォーンス、インスタレーション、DJで活動するSaskiaが4年ぶりとなる新作EP「Depth」をリリースした。
同作は、Saskiaが東京とブリストルの両都市の間に循環するエネルギーと歴史を探求し、自身の音楽表現を更新する。複雑なリズムワークや型にハマらない音色へのこだわりと有機的なテクスチャーが、同作を完成させた。収録されている「Secret Session」は今夏に友人のスタジオでレコーディングされ、ブリストルのダブ・カルチャーからインスピレーションを得ており、ブロークン・ビーツやテクノと絡み合う新たな音楽領域を作り上げる。一方で、「Twelve」はシャープで催眠的なリズムが特徴だ。
Saskia は2017年に〈Detroit Underground〉から初のEPをリリースしたことをきっかけに、電子音楽の世界へのめり込み、東京のレフトフィールドなイベントにレギュラー出演を続けながらアジアやヨーロッパのクラブ、フェスティバル等で経験値を積んできた。2022年にはさらに音楽を探求するためにブリストルに移住。「Sound to _____ this magnificent cell」というコンセプトのもと、ブロークンビーツ、ベース、テクノ、トライバル等の要素を組み合せた、エクスペリメンタルミュージックにダンスミュージックのような遊び心を加えた楽曲を生み出している。
