京都にカルチュラルスペース 「INTA-NET KYOTO」がオープン 第1弾は台湾のテオム・チェンによる展示

京都・三条京阪に新たにカルチュラルスペース 「INTA-NET KYOTO」がオープンした。「INTA-NET KYOTO」は、ショップ・カフェバー・ギャラリー・都市研究ラボが入る複合施設。「ナードでハングリー」をテーマに、時代・コミュニティ・文化圏の境界線を超える、「ハイパー越境」な観光を実践する観光案内所を目指し、専門分野に精通した多様なメンバーが国内外のコラボレーターと共同プロジェクトを展開していく。

オープン第1弾として、台湾人アーティストのテオム・チェンによる日本で初となる個展「ナガヤ・フィジックス」を 11月21日まで開催。本展では、再制作された過去の映像作品と、「INTA-NET KYOTO」のために制作された最新の映像作品を紹介する。

テオム・チェンは、台湾出身のメディア・アーティストで、デッサン、アニメーション、ゲーム 3DCG デザインなどを独学で習得し、作品を制作。2017年から中国のエレクトロニック・ミュージックのハウイー・リーのオーディオビジュアルを手掛け、国内外の音楽シーンで高く評価されてきた。また近年では台湾のシンガー、9m88(ジョウ エムバーバー)のミュージックビデオを制作し、注目を集めている。テオムが生み出す作品は、音響と映像に加えて、モーションセンサー等の最新機器を組み合わせることで、ダイナミックに観る者を魅了します。 作品テーマは多岐にわたり、時には東洋哲学の影響を受け、「対立」「相 互補完」「順応」「調和」の観点から社会を捉え、現実世界を超越した作風を用いることで、辛口なユーモアを交えて自身の考えを表現している。

■テオム・チェン個展「ナガヤ・フィジックス」
会期:2021年10月23日〜11月21日
会場:INTA-NET KYOTO
住所:京都府京都市左京区大菊町120-6
時間:15:00〜20:00
休日:月、火、水曜日
入場料:無料
https://www.instagram.com/kyoto.intanet/?hl=ja

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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