BIEN × DIEGO × RUSSELL MAURICE 合同展「AFTER APOX.」で挑戦した表現とは

昨年8月、東京・西麻布にある「CALM & PUNK GALLERY」で開催されたBIEN(ビエン)、DIEGO(ディエゴ)、RUSSELL MAURICE(ラッセル・モーリス)による3人展「AFTER APOX.」。3人は共に東京で活動し、グラフィティを背景に持ち「コミック・アブストラクション」を実践する作家達で、「AFTER APOX.」は彼ら初の合同展となった。

本展タイトル「AFTER APOX.」は「AFTER APOCALYPSE」の略語で「黙示録以降」を意味する。人類がいなくなった後の世界、そこで無生物や植物達はどのように振舞うのか。終末世界とアニミズム(自然界のあらゆるものに固有の霊魂があるとする信仰)の現代的な視覚言語による解釈を作品で表現した。

平面・半立体作品を制作することが多い3人が、本展覧会では立体作品にフォーカス5メートルの天高を利用し、ギャラリー史上最大サイズから最小作品までを含むさまざまな大きさのスカルプチャーが展示されていた。

今回、美術家の石毛健太が聞き手となり、BIEN、DIEGO、RUSSELL MAURICEにギャラリー責任者の安部憲行を加え、座談会形式で展示の背景をざっくばらんに語ってもらった。

——まずは展覧会のテーマ「AFTER APOX.」についてお伺いしていきたいです。

安部憲行(以下、安部):まだ3人で立体展覧会をやることだけが決まっている段階の時に、何か3人の作品を包括できるコンセプトを考えないといけなくて、Russellから「AFTER APOX.」ってアイデアを聞いてピッタリだと思った。DIEGOに関しては、普段の彼の制作テーマとは乖離があると思ったけど、今回の作品に関してはこのアイデアにハマると僕は解釈できたんだよね。

RUSSELL:(このテーマは)僕のアートの中で重要な部分なんだよね。時々、政治的なアートは、自分の政治的な見解を人に押し付けるから良くないと思うこともあるんだけど、僕にとって今の地球の現状というのは……。これはもう政治という次元ではなく、災害そのものだと感じていて。だからそれについて語らないわけにはいかない。環境問題に関する僕の見解は、時には難解で抽象的かもしれないけど、常に作品の中に内在していて。だから今回は、大きな一歩を踏み出して、それを前面に押し出したんだよね。

——なるほど。では具体的にRussellさんの作品について教えてください。

RUSSELL:(ギャラリースペースの中心にある作品『FLIGHT OF THE CALIGINOUS TOPIAR WITH PLASTIC BAGS IN HIS HAIR』に言及し)この作品は、見た通り、基本的には、大木と焦土と化した自然を表現していて、まさに今日の自然の状態を、そのまま比喩的に表しています。木の上部には、白いオブジェが点在していますが、これはビニール袋を表現していて。アフリカでは、「プラスチック・フラワー」と呼ばれる、たくさんのビニール袋が風に乗って飛んでいて、それが木に引っかかっている光景をよく見ます。この作品も「プラスチック・フラワー」と名付けようかと思ったんですが、それだとあまりにも、あからさますぎるなと思って。実際の作品そのものは、「公害」を表しているわけではないんだけど、ただ、その背後にあるものを暗示している。僕にとってこの作品は、明らかに「環境」についての作品なんだ。自然は、混沌、完璧さ、破壊、生、死、色を含めた全てを内包していて、僕にとっては無限のインスピレーションの源なんだよね。

DIEGO:僕はこの天井の高さとか、場所の特徴を活かすような内容がいいなと思ったんだよね。あと、もし3人が別々に展示台を作って、その上に作品をのせてって同じフォーマットだとさ、もともと好きなものも近いし変わり映えせず面白くなさそうって想像しちゃって。それだったらこういうのをやりたい、って出したアイデアが大きいもの、それから状態が変化する作品をつくりたいってことだったんだけど、最終的に会場全体で作品それぞれがシンクロしていくようだったね。Russellはこの展覧会の中で最小の作品も作ったよね?

RUSSELL:僕の最初のアイデアというか願望は、みんなが作った小さい彫刻をたくさん集めて、卓上に並べるというものだったんだけど、この計画の打ち合わせをした時に、全員酔っ払っちゃって、収拾がつかなくなって、計画そのものがかなり変わってしまったんだよね(笑)。

それで結局、 大掛かりなものになって。(『MACRO REFRACTIVE INDEX ON MEDULLARY RAYS』という小さな彫刻が飾られているテーブルを指差しながら)僕にとっては、彫刻はさまざまな形状や輪郭を探求することなので、これは僕の最初の思いつきから生まれたもの。今回の展覧会の準備をする中で、NORI(安部)とは、しばらくの間は、オブジェをスキャンして大きく印刷しようと話していたんだけど、途中でその必要はないことに気がついて。それは、小さいままでも力強さはあるし、大きな彫刻と完璧なコントラストをなすもので、彫刻展の中の小さな彫刻展、僕にとって「ミニ・エキシビション」みたいなものです。

名前の由来は、「驚異の部屋」から。(「驚異の部屋」は、旅先で手に入れたオブジェや、美術品のコレクションを集めた部屋や展示で、蒐集家の冒険心の証であることが多い)。この作品も、興味深いものの歴史的コレクションであるという考えです。(『MACRO REFRACTIVE INDEX ON MEDULLARY RAYS』を指差しながら)過去に錬金術の話をしたことがあるけど、僕の考えは、彫刻の中に錬金術のための材料があるというもの。神秘的かつ、見る人を考えさせるような作品になると共に、人々にインスピレーションを与えることができたらいいなと思ってます。

——DIEGOさんは、Russellさんとはまた違って、自然というより街にある人工物ですよね。

DIEGO:普段SIDE COREでの作品では人間の力や時間を使って土木作業みたいなことをよくやってるから、自分個人で制作するときはあまり力をかけずに、一瞬で空間を支配して、かつ一瞬でなくなってしまうような軽やかな作品をつくりたいと思っていて。あとは、自分は一貫してグラフィティとかストリートアートが好きだったから、自然と「壁」というモチーフを選んだのかも。壁って立ち上がると絵を描けたり可能性が広がる、かと思えば分断を生み出すものでもある。これまで絵には、そういった街にあるものを擬人化して取り入れてきたから自然な流れはあったと思うし、壁が立ち上がったりぺちゃんこになることで、裏に路地ができたり一瞬で消えたりする動きのある空間が生まれたと思う。

——この間のワタリウム美術館の『まちへ出よう』での作品やこの作品を見ていて、街や壁そのもの、支持体や環境自体を表現するようになってきてるなっていうのを思っていました。そのあたりの意識の変化とかはあるんでしょうか?

DIEGO:街とかグラフィティから影響を受けてキャンバスに描くところから始めて、そこから立体物になったけど、もともと個人的にはグラフィティって「視点」と「行動」って要素が重要だと思ってるんだよね。それを作品にするとなると、体験を共有しないといけない。だけど、じゃあみんな一緒にグラフィティ描きに行きましょうっていうことはできないから、自分の視点と行動を鑑賞することで追体験してもらうとしたら、インスタレーションや今回の作品のような形になってくるよね。こういうところが好きなんだとか、視点を感じてもらう、そうやって作品を理解してほしくて。そういう理由で環境それ自体を作品化するようになったかな。

——BIENさんは、冒頭でもあった通り、人間がいない世界で家具が寝ている作品をつくりたいというプランが当初からあったようですね。

BIEN:今回の展示よりも前から、人間に使われる用途があって作られたものを使えない状態にして、寝かすっていうことをやりたくて。そこで、DIEGOさんが話した通り、ギャラリーの場所に即したものとして考えた時に、展示台や額縁とかそういうものを寝かすことにしました。そこから制作しながらストーリーを考えていく中で、彼らは人間/使う人がいなくなった後、自分の役割がなくなったから寝ているというシチュエーションに至って。さらに人がいなくなった後って美術作品自体の価値すらもなくて、本来は作品台の中にあるはずのものたちもなくなっちゃってるんだけど、そんな状況でも蟻くらいは生きているかなって。人間主体ではない、人間とは違う種族の違うフィールドとして使われているっていうイメージで蟻はいますね。

安部:今回来場者と話してる中で、家具が踊ったりするクラシックなアニメーションのシーンってあるよねって話していたんだけど、そういうアニメーションの中の家具ってクラシカルなものが多い。でも、今回のBIENの作品群はモダンでいかにも現代美術館にありそうな什器みたいに見えて。そこの差異だけでもフレッシュに見えるねって話をしてたんだよね。

BIEN:確かに、もともとそういうアニメーションが好きだから要素として、アニメーション的な表現に由来してる部分はあると思う。例えば、カクカクではなくてふんわり曲がっているかたちとかね。でも、アニメーション的な表現自体は今回の直接的なテーマではないですね。

立体作品を制作して感じたこと

——みなさん今まで主に平面作品を作っているイメージがありますが、今回立体作品を制作してみて制作の思考に対する違いなどありましたか?

 RUSSELL:ドローイングに似ていると思う。まずは、彫刻を平面で描いて、構図を作っていく。どんな作品を作る時でも、そこにはプロセスがある。ペインティングでさえも。最初はドローイングから初めて、残りの構成要素にとりかかる。すでに全体像が決まってるなら別だけど、構図や色彩といったものをどうするか思案するのも、全てがプロセスなんだ。(自身の作品に言及し)この作品のスケッチは、最初からこれくらいの大きさで、縮尺どおりに描いたんだ。大体の大きさを物差しで測り、それを元に縫い合わせていったから、縫製にとても時間がかかったよ。時間の制限もあったので、ひたすら作って、最善の結果になることを願うしかなかったね。オブジェに関しては、輪郭をとって、中をしっかりと塗っている。だから、この彫刻はペインティングとも言えるかもしれない。平面的でもあるから。僕が作るものは、ある種、全部平面的なのかもね(笑)。

——アウトラインといえば、BIENさんの作品に於いても「線」はすごく重要な要素だったと思います。今回の立体作品では線が登場しませんが、そのあたりはいかがでしょうか?

BIEN:少し前までは平面作品を作る時に、1枚のパネルを削って書いていたけど、最近はパネル自体を組み替えられる作品を作っていて。絵の構造自体を考えることに元々興味があったから、支持体もそういうふうに変えて作っていくようになりました。それで、今回は支持体の方向だけにフォーカスしてみた結果、パネルを作るのと一緒で展示台というフレームを使って形を作るというところがよりメインになったんだと思います。

——PARCELでの個展『DUSKDAWNDUST』の時には支持体と描かれる内容がどちらも重要というか、渾然一体となったものとしてパネルの作品を発表していたと思うんですが、そこから今回の作品は支持体だけに注視したということですね。

BIEN:そうですね。僕は作品を作る時に描くことだけじゃなくて、絵という媒体そのものに興味があるからパズルみたいな形になって。そこからさらにそれをどう遊ぶかってなったときに、別の見え方として今回の作品を作りました。

安部:BIENのシグネイチャースタイルはやっぱり線が変形している作品だと思うんだけど、今回の作品を観たことで鑑賞者側もBIENの作品を引いて考えられるようになった感じがあるよね。僕は今回いつもの線が登場しない作品を持ってきてくれたことがすごい刺激的で嬉しかった、フレッシュだなって感じた。BIENの作品って普段のドローイングも元の形があってそれを変形させていて、僕は普段それを「抽象化」みたいな言葉で説明してたんだけど、「変形」の方がしっくりくるなって話をしてて。今回の作品も既存のディスプレイツールていうものの概念自体を変形させてることが今までの作品との共通点かなって話をしたよね。

BIEN:絵でやってるのも抽象化じゃなくて、変形なんですよね。形が崩れていってわかんなくなる、元のモチーフがあるから。わかりやすい例を挙げるなら、筆で絵具を飛ばして描くような抽象じゃなくて、既存のものをイメージとして使って遊んでいるっていうか。僕の中での絵っていうものがまずそういうものだということが今回の展示を通して伝わったらいいなと思います。

——DIEGOさんの場合は、先ほどここの場所ならではという話が出ましたが、今までの立体作品の制作の意識とはまた違いましたか?

DIEGO:いつも大きなインスタレーションや立体作品を作るときは、ひとりで全部やろうという考えがまずなくて。それは楽をしようということじゃなくて、1人よりも誰かと一緒に制作した方がうまくいくし、アイデアもより膨らむって常に感じてるから。それはグラフィティのクルーって概念にもつながっていると思っていて、例えば友達と一緒に描きにいった時の方がいい出来上がりになったりする。クルーって概念自体がめちゃめちゃ好きとかってわけではないけど。だから、そういう点で今回良かったのはCALM & PUNK GALLERYの母体であるガスアズインターフェイスから繋がって、縫製を担当した塚田さんを紹介してもらえたことだね。しかも、ここの場所特有の長所でもあるから、今回の展示ならではのことができたんじゃないかなって思う。

安部:そうやってガスアズインターフェイスが普段している活動として、作家と制作背景や企業などを繋げてるって特性も考えてくれているのは初めて聞いたから嬉しい。

DIEGO:そうそう。個人的には、作品が良ければそれで良くて、「僕が1人で作りました」ということが重要じゃないんだよね。むしろ塚田さんが「私も作りましたよ」って意識でいてくれた方が嬉しい。今回、僕から塚田さんにお願いしたこととしては、やりたいことが現場で増えたりするから設営中にきて対応してほしいということ。案の定、作品の鼻の部分は描いて表現しようと思ったけど、やっぱりそれ自体膨らましたくなって、現場でお願いした。こういうことって、自分の今後の制作に広がること以外にも、他の人から制作相談あったときにも紹介できるし、いろんな可能性が広がっていくことだと思うんだよね。

——展示し終わった後にお互いの作品について感じたことなどありますか?

RUSSELL:うーん、なんとも言えないけど……。

BIEN:作品単体っていうより、展示全体としては色々なスケールや視点が生まれて面白くなったと思う。オープニングの日に、Russellが突然BB弾を床に撒き始めて、その間に僕の蟻もいたりして、その真横にはDIEGOさんの大きく膨らむ作品がある。蟻の目線で見たらRussellの小さな作品も大きく見えるけど、人間にとっては虫眼鏡で目視できるサイズ。そうやって会場の中で、目線を引いたり近寄ったりできるバラバラなスケールが混在してることが面白かった。人間以外の鑑賞者を想像できるっていうか。

DIEGO:僕はこの3人の関係性がおもしろいと思っていて。まずはRussellは3世代くらい上の先輩、BIENはもう少し下の世代で、僕が中間にいる。

RUSSELL:そのことは、言うなよ(笑)。

DIEGO:いや、RUSSELLが東京のストリートアートシーンにもたらした影響は大きいと思っていて。僕が会った時はまだ謎の外国人だったけど、瞬く間に東京でも活躍し始めたよね。1980年代からグラフィティのシーンをずっとみてきた先輩だから、すごくそのシーンについて教えてもらってて面白い。BIENは、学生の頃から見てて活躍がすごいから、月並みの感想だけどいい影響をもらってる。

RUSSELL:今回の作品作りのプロセス全体が、個人的にはやらないようなことだったので、良かった。また、自分のクリエイティブなアプローチについても、今までと異なる考え方をするようになったね。(自身の彫刻を指差し)今回はこのオブジェが生まれたことが嬉しかった。展覧会に関しては、3人のとても異なるスタイルが、どことなく融合していて、良いコントラストになっていると思う。

——今後の展示予定があれば教えてください。

RUSSELL:「parcel」で個展を開くことになっていて(3月27日まで開催中)、多分ペインティングの作品が多くなると思う。でもいくつか考えていることがあって。まだ、透明なペインティングを創るのに試行錯誤をしてるよ。「OIL by 美術手帖」で試したんだけど、使った素材には100%満足できていなくて。今回も、もっと透明な、あるいは半透明の作品を描けるか試すつもりで。ペインティングとは何か、ペインティングはどうあり得るか、といった考えを押し進めようとしています。ただ、すごく奇妙で、クレイジーすぎる作品になると、見る人には消化しづらくなるかもしれないのが、ちょっと怖い。奇妙さと、分かりやすさの境界線を見極めるが必要があるかな。というのは、僕は、往々にして、分かりやすさを通り越して、奇妙な方にいっちゃうから(笑)。

安部:1〜2年後に続編の展示ができたらいいよね。

DIEGO:いろいろ心配だね(笑)。

安部:言うだけ言っておくよ(笑)。

BIEN
1993年東京都生まれ、ドローイングを表現するアーティスト。ストリートカルチャーやアニメーションや フィギュアから影響を受けており、これらの文化の持つ様々な表現様式を受け継いだ抽象絵画制作やイン スタレーションを展開。記号的な意味の解体と再構築を試みる。Instagram:@bien_jap

DIEGO
10 代でストリートアートを始めた DIEGO 。持ち前のオタク的観点によって graffiti やストリートアートに精通し、街の中に独自の視点で表現 を仕掛け続け、いつからか「ジワジワと知られる」ストリートアーティストとなった。作品に登場する不恰好で可愛らしいキャラクター達は、彼が街の中を自転車を漕いで探し出したレトロな看板や、 古本屋に足蹴に通って昔の印刷物から探し出した「製作者不明のキャラクター」である。また、彼の描く不思議な文字は、ヨーロッパを中心として新しい世代に広がる Toy Grffiti(下手グラフィティ)の影響を受け、独自の視点で発展させたスタイルだ。近年では SIDE CORE の一員として展覧会の企画や作品発表に勤め、また自身が主催する壁画プログラムにおいても世界各国のアーティスト達の壁画制作のディレクションを行なっている。Instagram:@diego7a14

RUSSELL MAURICE
1975年イギリス生まれ、東京都在住。セントラル・セント・マーチンズ大学院修士 課程修了。1980年代初頭、8歳の頃からグラフィティ文化に親しみ、その影響を受ける。アニメーション、コミックの要素やアニミズム的思想が織り重なり、そのアウトプットに抽象絵画、立体・平面コラージュ、彫刻、写真などを用いた作品を制作する。これまで世界各国にて作品を発表、展覧会を企画し、近年のコミック・アブストラクションムーブメントにおいて重要な触媒となる作家の一人である。Instagram:@gasius

CALM & PUNK GALLERY
2006年に東京・西麻布 設立。国内外のさまざまなフィールドで活躍する作家の展覧会を企画開催している。絵画、彫刻、コラージュ、デジタルなど多種多様な表現方法を扱う縦軸と、コンテンポラリー・アートと様々な文化を行き来する横軸をもつ架け橋として存在。ギャラリーを運営するGAS AS INTERFACE は、ファインアート、ファッション、グラフィックデザイン、ユースカルチャーなどの関連性が、緩やかに現在の姿に近づき始めた90年代に産声をあげたGASBOOKシリーズの出版社。ギャラリーの姿勢は、このプロジェクトを背景に活動している。Instagram:@calmandpunkgallery

Photography Mayumi Hosokura

author:

石毛健太

石毛健太 美術家、エキシビションメーカー、他副業多数。東京藝術大学大学院修士課程修了。夜行バスでの移動が口では嫌だ嫌だと言いつつ、実はそんなに嫌いじゃないかもしれないことに気付き始めた。参加プロジェクトにUrban Research Group、SCAN THE WORLD、インストールメンツがある。近年の主な個展に『ニューグラウンド』(The5thFloor,2021)、主な企画に『変容する周辺 近郊、団地』(2018)などがある。 Instagram@isg.k

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