ウィズコロナ時代の在り方を模索した2021年から“芸術祭イヤー”の2022年へ 今年行くべき日本の地域芸術祭

近年盛り上がりを見せていた日本の地域芸術祭は、密ではない場所で開催されることが多い一方、人々が集まり、交流することが醍醐味となっている部分もあり、コロナ禍1年目の2020年は中止や延期となったものもあった。そして2021年、対策を練り、満を持して開催となったものが散見された。

ここでは芸術祭をよく取材している筆者が2021年8月から2022年3月までの2021年度に特に印象に残った11の芸術祭を時系列に並べ、その概要と一部の作品をレポート。全体としては、地域性に加えて、コロナ禍やそこで露呈した問題に関係する時代性や社会性の高い作品が多く見られ、また鑑賞する側の感受性も高まっていると考えられ、危機の時代にこそこうした芸術の体験が重要であるということを再認識させられた。最後に2022年の主要な芸術祭もピックアップする。

Reborn-Art Festival 2021-22(前期)

東日本大震災で最も大きな被害を受けた地域のひとつである宮城県の石巻市で2017年に始まり、3回目を数える「アート」「音楽」「食」の総合芸術祭。震災から10年を経た今回はコロナ禍を受けて前期と後期に分け、前期は2021年8月11日~9月26日に開催。石巻市街地と牡鹿半島の他、初めて隣町の女川駅周辺にも作品が展示された。

実行委員長の小林武史が掲げたテーマは「利他と流動性」。窪田研二をキュレーターに迎え、他者への、未来のあり得べき世界への想像力を共有する場となることを目指した。MES、HouxoQue、会田誠、オノ・ヨーコ、加藤翼、志賀理江子+栗原裕介+佐藤貴宏+菊池聡太朗等、23組の作家達が地域性や時代性を反映した作品を展開した。筆者は2017年に衝撃を受けて以来関わっているが、ひいき目を差し引いても、2021年のベスト。

MESは、「復興五輪」と謳われた東京オリンピック・パラリンピックと石巻が歩んできた「復興」の過程を参照。震災後も人々のよりどころとなってきた銭湯に仕切り壁を越える足場が組まれ、さまざまなため息がこだました。

HouxoQueの作品がインストールされた場所は、震災後にコミュニティースペースとして親しまれた旧千人風呂。汚れないとされる水が光るモニターから流れ落ち、観る者の姿を映し出し、忘れられた廃屋のがれきをすり抜け、地球を巡る水のように循環した。

2019年から食猟師・小野寺望と関わり続ける志賀理江子は、栗原裕介、佐藤貴宏、菊池聡太朗とともに、ランドアートともいえるインスタレーションを繰り広げた。湿地化した土地に空気を送るため溝を掘り、掘削土を畑に利用。女川原発の存在も意識させられた。

北アルプス国際芸術祭 2020-2021

アート会期を2021年10月2日~11月21日として長野県大町市で開催。2017年に1回目が開催され、2020年に予定されていた2回目がコロナ禍で延期となった。総合ディレクターの北川フラムが「水・木・土・空 ~土地は気配であり、透明度であり、重さなのだ~」というコンセプトを掲げ、36組のアーティストが参加した。

長野在住の持田敦子による本作では2軒の旧教員住宅が切断され、重なり合う。日本列島を東西に分断するフォッサマグナの西の縁に位置し、地殻変動を繰り返して隆起し、削り取られてできたこの地で、家という不動であるはずのものを動かし、変化させた。

サウジアラビアのマナル・アルドワイヤンは、天照大御神が祀られた須沼神明社の舞台で、神が歩く光の道を表現。神社を取り囲む木々に見立てたという圧倒的物量のしめ縄は、天岩戸神話で語られるしめ縄に通じ、暗闇に対する抵抗を感じさせる。

奥能登国際芸術祭2020+

2021年9月4日〜11月5日、石川県能登半島の珠洲市内各所で開催。2017年に始まり、2回目として2020年秋の開催が予定されていたが、コロナ禍により2021年秋に延期された。53組のアーティストが地域の歴史や特徴を表現し、“さいはて” の地の潜在力を掘り起こした。総合ディレクターは北川フラム。作家53組のうち47組が新作を展示した。

珪藻土工場の事務所だった空き家に無数の穴を開けた中島伽耶子の《あかるい家 Bright house》は、日中は太陽光を取り込み、夜間は照明の光を漏らす。盛衰を繰り返してきたさいはての地で、光が象徴する希望や豊かさ、そして人間の欲望について考えさせられる。

旧小学校の体育館を改修したスズ・シアター・ミュージアムは、地域の家々に眠っていた生活民具を集めて展示し、数十分に1度、音楽や映像を交えた上演が行われる劇場型民俗博物館。南条嘉毅、三宅砂織、久野彩子といったアーティスト達がそれぞれの作品のなかで生活用具に新たな命を吹き込んだ。

六甲ミーツ・アート芸術散歩2021

明治維新で開港した神戸を望み、豊かな自然を擁する六甲山は、居留外国人によってレジャーの山として開発され、新旧の文化が出合う地だった。そんな六甲山を舞台に毎年秋に開催され12回目を数える今回は、2021年9月11日~11月23日、六甲山エリアの12会場とサテライト会場の有馬温泉エリアに計34組の作品が設置された。総合ディレクター/キュレーターは高見澤清隆(六甲山観光 シニアディレクター)。

安藤忠雄が設計を手掛けた風の教会では、束芋が教会の中で体感した感覚を可視化したアニメーションを天井に映し出した。打放しコンクリートの天井に内部空間が鏡写しのようになったり、脳や植物、雲のようなイメージが現れたりする。天井画は空間を延長する役割をもつが、まさにそのような効果が生じていた。

80年前にゴルフ場のクラブハウスとして建設された小屋では、淺井裕介、高山夏希、松井えり菜、村山悟郎の4人からなる「パルナソスの池」が、“廃墟の女王”とも称される摩耶山の旧摩耶観光ホテルで滞在制作した作品を展示。雨漏りの水でにじませた絵や、写真にのせたドローイング等によって、人の手による開発の盛衰が感じられた。

ALTERNATIVE KYOTO─もうひとつの京都─想像力という〈資本〉

2021年9月24日〜11月7日、京都府の京丹後、宮津・天橋立、与謝野、福知山、南丹、八幡で開催。ディレクターは京都府文化スポーツ部文化芸術課の八巻真哉。「想像力を持つアートが新たな資本として、来るべき社会を変えて行く可能性」をテーマとした。

参加作家はSIDE CORE、石下健太、BIEN、ヤノベケンジ、池田亮司、ANOTHER FARM、山中suplex、荒木悠、石川竜一、島袋道浩の他、計25組。それぞれが各エリアの歴史や風土、文化財、名勝、自然などを題材に、地域文化と先端技術を組み合わせたデジタルアートによる空間演出や、アーティスト・イン・レジデンスをもとにした作品展示を行った。

京丹後で2018年から滞在制作を続けてきたSIDE COREは、織物工場跡で《岬のサイクロプス2021》を展示。全国で減りつつある灯台に着目した連作の集大成となる本作。会場に置かれたベンチには、丹後半島の海岸線で目にする安山岩の写真が貼られ、漂着物が置かれていた。

福知山では山中suplexが新約聖書にある「汝らは地の塩、世の光である」を出発点に展覧会「余の光」を開催。堤拓也等のキュレーションのもと、旧パチンコ店で、藤倉麻子、後藤拓郎ほか若手作家達が主に絵画など正面性の高い作品を並べた。

京都市の南に隣接し、自動車のスクラップや廃棄物のリサイクルを行う業者が散見される八幡のテーマには「放生」(功徳を積むために捕らえられた魚や鳥などの生物を放すこと)と「往還」(行ったり来たりすること)という言葉が。島袋道浩は石清水八幡宮でがれきによる石庭を作り上げた。

また、会期末の11月5日〜7日には国立京都国際会館でアートフェア「Art Collaboration Kyoto」を開催。日本国内のギャラリー22軒がホストとなり、海外に本拠地のあるギャラリーをゲストとして迎え、ブースを共有して出展するという新たな試みを実施。例えば、東京のANOMALYとロサンゼルスに本拠地を置くBlum & Poeは、Chim↑Pom、潘逸舟等の社会に問題提起するような作品を、東京のTARO NASUとベルリンのEsther Schipperは、ライアン・ガンダー、サイモン・フジワラなどのコンセプチュアルな作品を展示した。

MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館

2021年10月9日~11月28日、奈良県吉野町、天川村、曽爾村で開催。2020年にコロナ禍で企画され、2回目となる今回も3つのエリアそれぞれに森(吉野)、水(天川)、地(曽爾)とテーマを設定。それぞれのエリアを3時間~5時間かけて歩きながら、計26組の作家による作品を鑑賞する。

プロデューサーは齋藤精一(株式会社アブストラクトエンジン 代表取締役)。キュレーターは、吉野エリアは西尾美也(美術家/奈良県立大学准教授)、天川エリアは菊池宏子(アーティスト)、曽爾エリアは西岡潔(写真家/アーティスト)が務め、エリア横断キュレーターとして指出一正(『ソトコト』編集長)がエリアをまたいだイベントを開催した。

高慢な行いによって大鷲に連れ去られ、断崖絶壁に放置された男。それを哀れんだ高僧が男をカエルの姿に変えて救い、さらに読経によって人の姿に戻した──修験道の中心寺院とされる吉野の金峯山寺の行事にも残る民話を題材に、中﨑透が作品を展示。おごれる者を戒めるような伝説をライトボックスで鮮やかに提示した。

修験道の発祥地とされ現在も女人禁制の領域がある天川。映像作家の上野千蔵は、清流「天ノ川」が流れるこの地で、水をスクリーンと捉えたインスタレーションを展開。部屋の中心の器に張った水に鑑賞者が水滴を垂らすと、水面が風景を改めて美しく映し出す。

ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ(秋会期)

2021年11月12日〜28日の金土日祝に、名古屋城エリア(名古屋能楽堂・四間道)、納屋橋エリア、熱田・宮の渡しエリアで開催。名古屋城から名古屋港に至る堀川の流れに光を当て、名古屋の歴史・文化遺産(heritage)をリアルタイムに再生(streaming)するという試み。ディレクターを秋庭史典、江坂恵里子、河村陽介、伏木啓、山田亘が務めた。3月12日〜28日に行われた春会期に続く秋会期には、市原えつこ、篠田千明、softpad、中山晃子、フォルマント兄弟、堀尾寛太の6組が参加。

もとは江戸時代の旅籠だったという丹羽家住宅では堀尾寛太が鑑賞者参加型のインスタレーションを制作。細長い通路にぶら下がる吊り革をつかんで歩いていくと、傍らの部屋でテーブルが回転したり、ドアが開いた先の中庭でペットボトルが上下したりしている。破風付の玄関は立派な旅籠の面影を残しているが裏側は昭和のアパートのようになっていて、度重なる改修によって残されてきた建物の不思議さを巧妙な仕掛けによって増幅させていた。

伊藤家住宅では市原えつこが目に見えない存在をモチーフにテクノロジーを融合させた作品を展示。本作は家庭用ロボット「Pepper」に故人を憑依させ49日を過ぎると自動消滅するプログラムを組み合わせたというもので、今回は自らそこに“憑依”して「現代の観音」になりきり、疫病の時代における祈りの在り方を模索した。

中之条ビエンナーレ2021

2021年10月15日〜11月14日、群馬県中之条町の温泉が点在する広大な里山を主会場として開催。2007年に始まり8回目となる今回のテーマは「パラパーセプション―知覚の向こうから」。コロナ禍によって変わった日常やそこでの感覚などを伝え、考えていくきっかけにしようというものだ。総合ディレクターは山重徹夫。125組のアーティストが滞在制作による作品展示やオンライン展示、パフォーマンスを行った。

六合エリアの奥に位置し、都市に電気を供給する発電用のダム湖に想を得た鉾井喬は、築約200年の旧湯本家の内と外にそれぞれやじろべえのように揺れる造形物を設置。外にあるものは自然の風で動き、内にあるものは電気で動くように作られているのだが、双方を糸でつなぐことによって、自然のエネルギーと人工のエネルギーが関わり合い、人間がその間の曖昧なところで生かされていることを感じさせる。

廃業した旧廣盛酒蔵を訪れ、不在、忘却、眠りという言葉が思い浮かんだという中村壮志は映像インスタレーションを制作。飲むという行為にギリシャ神話の忘却の象徴であるレーテーを重ね、この地に残る忍びの伝承を交差させ、わずかな人の記憶に存在する日本酒の味をたどった。

いちはらアート×ミックス2020+

2021年11月19日〜12月26日、千葉県市原市の里山や閉校した学校、小湊鉄道の駅舎などを舞台に開催。2014年に始まり3回目となる今回は2020年春の開催を予定していたが、コロナ禍で約1年半の延期となった。総合ディレクターを北川フラム、アートディレクターを豊福亮が務めた。「房総の里山から世界を覗く」をテーマに、68組のアーティストが参加。

無人駅ではあるが現役の駅として機能している上総久保駅には、西野達による「ホテル」が出現。ホームにあった待合室をテラスに見立て、駅舎の裏に客室を設置。公衆トイレは最新の洋式トイレと温水シャワー室に。状況が変わると、駅前に広がる田んぼの風景も一味違って見える。

月崎の小さな集落にある、かつて有力者が住んでいたという屋敷では、アイシャ・エルクメンが屋内にあった大量の品々を庭の通路沿いに陳列。元々さまざまな石像が立っていた庭に、絵画や動物の剥製、「五箇条の御誓文」が入った額などが並べられ、元家主の人物像を想像させられる。

廣川玉枝 in BEPPU

国内有数の温泉地である大分県別府市に毎年1組のアーティストを招聘し、地域性を生かしたアートプロジェクトを展開する個展形式の芸術祭「in BEPPU」。6回目となる今回は服飾デザイナーとして活躍する廣川玉枝を招聘し、2021年12月18日〜2022年2月13日、大分県別府市内各所およびオンラインで開催。総合プロデューサーは山出淳也。

日常生活が大きく変化し、先行きを予測できないこの時代に必要とされるものとして廣川が見出したテーマは「祭」。別府で高温の蒸気や熱湯が噴出する「地嶽」に感銘を受けたという彼女は特にそれがよく見られる鉄輪温泉をメインに、山から町、町から海へと温泉の水脈をたどるように3つの神事を行い、新たな祭をつくりあげた。

会期初日の12月18日には「地嶽祭神事奉納」を開催。火男火賣神社を起点に、ダンサーの湯浅永麻や大宮大奨、市民等が、廣川がデザインした衣裳を纏うことで神の依り代となり、「まれびと」としておはらいをしながら練り歩いた。最終地点の鉄輪むし湯前広場では観衆とともに輪になって踊り、大地を踏み鳴らす舞を披露。鉄輪むし湯の建物は、廣川の代表作「Skin Series」でできた魔除け提灯や暖簾で装飾され、普段とは様相を異にした。

かつて共同洗濯場として利用された洗濯場跡では映像作品を公開。その他、公園での衣裳展示等も行われた。コロナ禍で日本全国の多くの祭が中止や延期を余儀なくされたが、大地のエネルギーを直接肌で感じられる別府での祭とそこに集う人々の活気から、その重要性を再認識する機会となった。

Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2021

2022年1月22日~3月6日の金土日祝(と2月10日)の日が暮れた時間帯に、神奈川県横須賀市にある無人島、猿島を会場に開催。「暗闇の中で感覚を研ぎ澄ませて猿島の自然とアート作品の数々に触れる」をコンセプトに2019年にスタートし、コロナ禍による延期を経た2回目の今回は「音」をテーマに13組が作品を展示。プロデューサーは齋藤精一。

猿島は弥生時代の生活がうかがえる洞穴があり、江戸時代後期には台場の建設が行われ、明治時代には要塞がつくられ東京湾防衛の拠点の拠点となり、昭和時代前期には防空砲台として使用された場所で、島内にはその遺構が残っている。現在はレジャーに適した島として親しまれているが、普段は立ち入り制限されている夜間の猿島を、携帯電話を封印して巡る。

100メートルほどの長さがあるトンネルでは、毛利悠子がサウンドインスタレーションを展開。トンネルの両端に置かれたスピーカーから音声がズレて発せられ、進んでいくと不明瞭だった音がクリアになり「I canʼt hear you very well」と聞こえる。タイトルの言葉は仏教学者の鈴木大拙がテレビ番組に出演した際、国際電話がうまく通じず繰り返した言葉から引用されていて、彼は平和主義を主張することも戦争を是認することもあり、その観点は揺れていたという。国防のためにつくられた島でその揺れについて思う。

円形の砲台跡地では細井美裕が、鑑賞者が自分を引き出すための劇場をつくっていた。吸音パネルが設置された弾薬庫の中にかがんで入ってみると、聞こえる音が制限され、視界が四角く切り取られる。しばらくすると孤独なコロナ禍の自粛生活を想起し、そこから出た時に人の声や木々の音などを聞いて安堵した。

2022年の主な芸術祭

日本の地域芸術祭の双璧をなす「瀬戸内国際芸術祭」と「大地の芸術祭」はこれまで同じ年に行われることはなかったが、コロナ禍の影響で大地の芸術祭が延期され、今年は同年開催に。あいちトリエンナーレを前身とし比較的都市色が強い「あいち2022」も質、量ともに見応えあるものとなりそうだ。芸術祭開催地域では周辺の芸術関連施設で特別な企画が行われることもあり、イベントなどの時期をチェックして、計画的に巡りたい。

■瀬戸内国際芸術祭2022
会期:4月14日~5月18日、8月5日~9月4日、9月29日~11月6日
会場:香川県、岡山県|直島、豊島、女木島、男木島、小豆島など12の島と2つの港
公式サイト:setouchi-artfest.jp
「海の復権」をスローガンに、5回目の開催となる国内最大級の芸術祭。マナル・アルドワイヤン、木ノ下歌舞伎等、新作で100組以上の作家が参加予定。総合ディレクターは北川フラム。

■道後オンセナート2022
会期:4月28日~2023年2月26日
会場:愛媛県・松山市 道後温泉地区
公式サイト:dogoonsenart.com/
3回目となる今回は2021年に作品を公開した大竹伸朗、蜷川実花等に加え、市原えつこ、髙橋匡太など30組が参加。総合ディレクターは松田朋春(スパイラル / ワコールアートセンター)。

■越後妻有 大地の芸術祭 2022
会期:4月29日〜11月13日
会場:新潟県・越後妻有地域(十日町市、津南町)
公式サイト:echigo-tsumari.jp
2021年に8回目を予定していたがコロナ禍で延期となった国内最大級の芸術祭。中谷芙二子、目[mé]等、新作で90組以上が参加予定。常設作品とあわせ300点以上の作品を見ることができる。総合ディレクターは北川フラム。

■あいち2022
会期:7月30日~10月10日
会場:愛知県・愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)
公式サイト:aichitriennale.jp
「あいちトリエンナーレ」を前身とし、今年初回を迎える国際芸術祭。芸術監督に森美術館館長の片岡真実を迎え、ガブリエル・オロスコ、塩田千春等77組以上が参加予定。

■Reborn-Art Festival 2021-22(後期)
会期:8月20日〜10月2日
会場:宮城県・石巻地域
公式サイト:www.reborn-art-fes.jp
前述の前期に続く後期のキュレーターは本祭立ち上げから関わるワタリウム美術館の和多利恵津子・浩一。川俣正、加藤泉を始め21組が参加予定。

■六甲ミーツ・アート芸術散歩2022
会期:8月27日~11月23日
会場:兵庫県・神戸市 六甲山上施設
公式サイト:rokkosan.com/art2022/
9月23日から土日祝限定で夜間限定作品を楽しめる「ひかりの森~夜の芸術散歩~」を開催。

■山形ビエンナーレ2022
会期:9月3日〜25日の金、土、日、祝(一部の会場を除く)
会場:山形県山形市中心市街地
公式サイト:biennale.tuad.ac.jp/

■岡山芸術交流2022
会期:9月30日~11月27日
会場:岡山県・旧内山下小学校、岡山県天神山文化プラザ、岡山市立オリエント美術館、林原美術館他
公式サイト:okayamaartsummit.jp/
アーティスティックディレクターにリクリット・ティラヴァーニャを迎え、イ・ブル、荒川医等24組が参加予定。総合プロデューサーは石川康晴、総合ディレクターは那須太郎。

■ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ(2022)
会期:11月3日〜11月20日の金、土、日、祝(予定)
会場:愛知県・名古屋市
公式サイト:streamingheritage.jp/

■BIWAKOビエンナーレ 2022
会期:10月8日~11月27日
会場:滋賀県・近江八幡旧市街、彦根市街他
公式サイト:energyfield.org/biwakobiennale
10回目となる今回のテーマは「起源〜ORIGEN」。琵琶湖に浮かぶ沖島や中山道の旧宿場町である鳥居本も会場に。米谷健+ジュリア、江頭誠など60組以上が参加。総合ディレクターは中田洋子。

■MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館
会期:2022年秋(予定)
会場:奈良県・吉野町、天川村、曽爾村
公式サイト:mindtrail.okuyamato.jp/

■Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022
会期:2022年秋(予定)
会場:神奈川県・横須賀市猿島
公式サイト:senseisland.com/

author:

小林沙友里

ライター・編集者。1980年生まれ。「ギンザ(GINZA)」「アエラ(AERA)」「美術手帖」などで執筆。編集者としては「村上隆のスーパーフラット・コレクション」の共同編集など。アートやファッションなどさまざまな事象を通して時代や社会の理を探求。

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