
環境音をモチーフとした制作で知られるサウンドクリエイター・アーティストの角田俊也(つのだ・としや)と、1986年に残したアルバム『Nova』の再発により世界的に再評価を受けているサウンドアーティスト・広瀬豊が、「環境音」にまつわるトークとデモンストレーションを行うイベント「空間・環境・振動 SKWATの地下から 角田俊也と広瀬豊 トークとデモンストレーション」が8月11日に「SKWAT PARK」で開催される。時間は15:00〜17:00(予定)で、入場料は¥2,000。 現在、「Peatix」にてチケット販売中。
フィールドレコーディングという手法やアンビエントミュージックという環境や空間をベースにした音楽制作を行ってきた2人が、それぞれ「SKWAT」という空間を使った、「音」にまつわるトークを行う。前半は、角田俊也がその場に聴こえる音をマイク録音してリアルタイムで聴かせるデモンストレーション(一部事前録音あり)とトーク、後半は広瀬豊が音と空間に関するトークを行う。
当日は、ゲスト2人の音源作品の販売と、山梨の美術古書店「telescope@art」の本イベントにまつわるアートブックやアートプロダクトの出張販売も行う。
角田俊也(つのだ・としや)
1964年、神奈川県生まれ。東京藝術大学美術学部美術研究科大学院修了。94年頃より空間と意識の関わりを主題とするフィールド・レコーディング作品やインスタレーション作品の制作をおこなっている。おもな展示に「Soundings: A. Contemporary Score(Luke Fowler との共作)」(ニューヨーク近代美術館、2013)、おもな作品に『Low Frequency Observed at Maguchi Bay』(Hibari Music 2007)『Landcape and Voice』(BlackTruffle 2022) などがある。
広瀬豊(ひろせ・ゆたか)
1961年生まれ、山梨県甲府市出身。1986年にミサワホーム総合研究所サウンドデザイン室が企画した「サウンドスケープ」シリーズから、アルバム『Nova』をリリース。同年に、芦川聡が設立した株式会社サウンド・プロセス・デザインに参画し、文化施設や商業施設などで流れるサウンドデザインの制作を手掛ける。2019年にスイスのレーベル〈We Release Whatever The Fuck We Want〉から未発表音源を加えて『Nova』がリイシュー。2022年5月に〈Arcàngelo〉より36年ぶりとなるセカンドアルバム『Nostalghia』をリリース。7月に〈We Release Whatever The Fuck We Want〉からサードアルバム『Trace: Sound Design Works 1986 – 1989』をリリース。
■空間・環境・振動 SKWATの地下から 角田俊也と広瀬豊 トークとデモンストレーション
日程:2022年8月11日
場所:SKWAT PARK
住所:東京都港区南青山 5-3-2 B1F
時間:15:00〜17:00(開場:14:30)
入場料:¥2,000
予約方法:https://toshiyatsunoda-yutakahirose-skwat-202208.peatix.com(Peatix)