「ティファニー」がブランド初のNFTを発売 CryptoPunks所有者向けに250個限定で販売

「ティファニー」は、ブランド初のNFTコレクションとなる「NFTiff」を発表した。「NFTiff」は、CryptoPunks(クリプトパンクス)の所有者に向けにnft.tiffany.comにて、8月5日(現地時間)に全世界で発売される予定で、価格は30 ETH (イーサリアム、約668万円、8月1日時点)。

「ティファニー」はブロックチェーン技術のイノベーターであるChain(チェーン)社とパートナーシップを結び、 CryptoPunksの所有者に向けて考案。チェーン社が手がける限定の「NFTiffパス」の所有者は、自身のCryptoPunksにインスパイアされたティファニーのカスタムペンダントを制作でき、ペンダントデザインのデジタルレンダリングと鑑定書を受け取ることができる。NFT納品予定は2022年12月、ペンダント納品予定は2023年2月となっている。

CryptoPunksをカスタムデザインのペンダントに変換する際、「ティファニー」のデザイナーは1万個のCryptoPunk NFTコレクションの87種類の属性と159種類の色をもとに、最も近いジェムストーンやエナメルの色とマッチさせる。それぞれのペンダントには、少なくとも30石のジェムストーンやダイヤモンドが使用され、所有者のCryptoPunksに忠実なカスタムデザインが完成する。

18Kローズゴールドまたは18Kイエローゴールドのペンダントチェーンは、正方形のピクセルをイメージした長方形のリンクになり、長さは18~22インチで調整可能。ペンダントの裏面には、CryptoPunksのエディション番号が刻まれる。「NFTiffパス」は、1人につき3個まで購入可能。

「NFTiff」の構想は、今年の初めアレクサンドル・アルノーがカスタムジュエリー「CryptoPunk #3167」の写真をSNSに投稿したことがきっかけ。このジュエリーは、ティファニーの職人がアレクサンドルのNFTにインスピレーションを受けて制作したもの。この作品に反応したチェーン社のCEOが「ティファニー」に呼びかけ、共同で「NFTiffパス」とゲートウェイ、 nft.tiffany.comを作成した。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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