「ルイ・ヴィトン」とパリのアスリーヌ社は、故ヴァージル・アブローについて綴られた書籍『ルイ・ヴィトン:ヴァージル・アブロー(Louis Vuitton: Virgil Abloh)』を発売した。本書はカバービジュアルが異なる2種をリリースし、それぞれ英語版とフランス語版を用意。さらにヴァージルが「ルイ・ヴィトン」のためにデザインしたすべてのスニーカーが集約された特別な別冊が付属されたアルティメット版もリリースする。
カバーの1つは、マイアミで開催された「ルイ・ヴィトン」の2022年春夏メンズ・コレクションのスピンオフショーで撮影されたイメージ。もう一方は、アーティストでのレジー・ノウによるカートゥーンアートワークをフィーチャーしたデザインとなっている。
本書は、ヴァージル・アブローとたびたびコラボレーションを展開していたアンダース・クリスチャン・マッセン(Anders Christian Madsen)が執筆し、ランウェイの内外でさまざまな境界を打ち破るために生まれてきたヴァージルの、親密かつインサイダーなポートレートを提供。ヴァージルが「ルイ・ヴィトン」で手掛けた8つのメンズ・コレクションとショーのそれぞれに1章ずつを割いている。 また、本書には320点を超える画像と、 NIGO、ナオミ・キャンベル、ルカ・サバト、ケンダル・ジェンナー、キッド・カディといったヴァージルと親しい関係にあった個人らによる考察が収められている。
著者のアンダース・クリスチャン・マッセンは、ファッションライターとして世界各地のさまざまなファッション誌に寄稿する一方で、 2017年からは、イギリス版『Vogue』誌のファッション評論家を務めている。一流ファッションメゾンのコンサルタントを務める他、新たな才能の持ち主の発掘に専念する委員会のメンバーでもあります。デンマークで育った彼は、2009年にロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業し、『i-D Magazine』のファッションフィーチャーディレクターとしてキャリアをスタート。2018年から2021年までヴァージル・アブローが「ルイ・ヴィトン」のメンズ アーティスティック・ディレクターを務めていた期間中、ヴァージルとたびたびコラボレーションを重ねてきた。