漫画『ミンゴ イタリア人がみんなモテると思うなよ』(小学館)で初連載を獲得したイタリア人漫画家・ペッペ。自身は2019年に『テラスハウス東京編』や今年1月3日に放送されたドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』に出演するなど、モデル、俳優としての活動も行っている。
1人のイタリア人男性から日本のカルチャーはどう見えているのか、そんな思いからペッペに漫画連載を依頼。連載ではペッペに日本独自のカルチャーを体験してもらい、それをショート漫画にして紹介していく。5回目は東京・墨田区にで「江戸切子」(江戸時代末期から現在まで、東京都で生産されている切子加工をされたガラス製品の総称)のデザインを初体験。その結末は?



——今回は、東京都指定伝統工芸品である「江戸切子」のデザインに挑戦してもらいました。
ペッペ: 1時間30分、真剣に取り組んだから、集中して漫画を描いた時と同じかそれ以上にめちゃくちゃ疲れました。歳をとったせいかも(笑)。「江戸切子」というのは何となく知ってましたが、こういう風に作られているんだと知れてよかったです。
——実際にグラスを削ってデザインしていくのはどうでしたか?
ペッペ:最初は漫画家なので、機械で手を切らないか、すごく心配でした。だから、今回はその恐怖を漫画でも表現してみました(笑)。でも、実際は安全に作業はできました。やっぱり手を動かしてものを作るのは楽しかったですね。
デザインに関しては、漫画を描く時もそうだったけど、最初はうまくできなくて。本当は複雑なデザインもやってみたかったんですけど、失敗できないっていう気持ちもあったので、今回はシンプルに竹藪をイメージしたデザインにしました。次やる時はやり方がわかったので、しっかりデザインを考えてやってみたいです。